@misc{oai:repo.qst.go.jp:00070949, author = {菅, 智 and 荘司, 好美 and 今井, 高志 and 菅 智 and 荘司 好美 and 今井 高志}, month = {Oct}, note = {【背景・目的】乳がん治療では温存手術に加えて再発予防のために放射線治療を行うことがあり、放射線治療の有効性が既に報告されている。しかしながら、放射線治療後半年から数年後に毛細血管拡張や線維化といった皮膚障害を発症することがあり、患者のQOL低下を招くことがある。このような放射線治療後の障害には個人差があり、個人差には遺伝的要因も関与していることが示唆されている。我々は乳がん放射線治療後晩期皮膚障害の遺伝的要因を明らかにするために、一塩基多型(SNPs)との関連を解析した。 【方法】乳房温存手術後放射線治療を受けた患者573例を対象とした。照射後6ヶ月から3年までの皮膚障害をRTOG-EORTCスコアリングシステムを用いて評価し、皮膚障害発症群(grade 1または2:129例)と非発症群(grade 0:444例)の二群に分けた。解析対象SNPは、我々がこれまでに行った解析により早期皮膚障害等との関連が見られた46 SNPsに加え、論文検索により放射線治療後有害反応と関連が報告されている13 SNPsを選択した。計59 SNPs(39遺伝子)についてロジスティック回帰分析法により検定した。 【結果・考察】発症群と非発症群で最も差が見られたのは、XRCC1遺伝子上のSNP(rs3213266)であった(P値:0.0012、オッズ比:5.2、95 %信頼区間:1.9 – 14.1)。XRCC1は放射線などによって起こるDNA損傷の修復に関わっていることが知られており、XRCC1上のいくつかのSNPsがDNA修復能と関連することが既に報告されている。今後、皮膚障害と関連が見られたSNPsと遺伝子機能について解析を行う予定である。, 日本人類遺伝学会第57回大会}, title = {乳がん放射線治療後晩期皮膚障害とSNPの関連解析}, year = {2012} }