@misc{oai:repo.qst.go.jp:00070893, author = {小林, 亜利紗 and 塩見, 尚子 and 前田, 武 and 児玉, 久美子 and パンディー, バッドリ and 小西, 輝昭 and 小林 亜利紗 and 塩見 尚子 and 前田 武 and 児玉 久美子 and パンディー バッドリ and 小西 輝昭}, month = {Sep}, note = {生物学的放射線効果を評価する上で、直接的に照射された細胞のみではなく、隣接した非照射細胞群が受ける影響を加味する必要があることが近年のバイスタンダー効果の研究により明らかにされている。培養細胞における放射線誘発バイスタンダー効果は、1)ギャップジャンクションを介した(Gap-junction:GJ)と2)培養液を介した細胞間非接着型培地介在性経路(Media-Transfer:MT)の和として現れることが知られている。バイスタンダー効果に関する研究において非照射細胞が照射細胞と同様の応答を示すことが広く知られているが、非照射正常細胞が照射ガン細胞に対しレスキュー効果として働いていることが示唆されている。1)2)を区別して評価を行うことは、局所線量付与での放射線ガン治療におけるガン細胞周囲の正常細胞への影響を知る上でも重要と考えられる。本研究では培養細胞を用いて、放射線誘発バイスタンダー効果として大別されるGJとMTそれぞれの寄与を評価した。方法としてa)ヒト肺がん細胞A549にpBOS-H2B-GFP vectorを用いてH2B-GFPを安定的に発現するA549-GFP株を樹立した。ヒト胎児肺線維芽細胞WI-38とA549-GFPを共培養し、X線照射後4時間経過してからフローサイトメータを用いてGFPを指標として各細胞を分取した。b)細胞間非接着型培地介在性経路のバイスタンダー効果について、セルカルチャーインサートディッシュと6ウェルプレートの組み合わせを用いてX線照射後4時間の共培養を行った。a)b)をコロニー形成法を用いた生存率測定及びDNA損傷の誘発と修復速度について解析を行い、1)2)のバイスタンダー経路ごとの独立した効果を算出した。さらに、マイクロビーム細胞照射装置SPICEを用いてA549細胞のみに狙い撃ち照射を行い、A549細胞のみとWI-38細胞を共培養した二種類の条件でDNA損傷修復速度を指標にバイスタンダー効果の違いについての解析結果も合わせて報告する。, 日本放射線影響学会第55回大会}, title = {ヒトガン及び正常細胞間におけるバイスタンダー効果経路に関する定量的解析}, year = {2012} }