@misc{oai:repo.qst.go.jp:00070871, author = {鶴岡, 千鶴 and 尚, 奕 and 上西, 睦美 and 森岡, 孝満 and 澤井, 知子 and 柿沼, 志津子 and 鎌田, 正 and 島田, 義也 and 鶴岡 千鶴 and 尚 奕 and 上西 睦美 and 森岡 孝満 and 澤井 知子 and 柿沼 志津子 and 鎌田 正 and 島田 義也}, month = {Sep}, note = {東京電力福島第一原子力発電所の事故後、γ線による低線量・低線量率放射線による発がん影響が心配されている。特に放射線の影響を受けやすいと考えられている子供への影響に関しては様々な議論がなされているが、低線量率放射線による子供への発がん影響については特にデータが不足している。当研究プログラムでは、これまでに放射線感受性であるPtch1遺伝子ヘテロ欠損マウスを用い、生後1日齢のX線照射による線量依存的な脳腫瘍発生率の上昇と潜伏期間の短縮について報告をした(Ishida et al., Carcinogenesis, 31: 1694-1701, 2010) 。その際の髄芽腫の発生は、照射後約100日より認められ線量依存的に増加した。さらには、Ptch1遺伝子が存在する13番染色体のLOH (Loss of Heterozygosity)パターンより、自然誘発型と放射線誘発型とに分類でき、この放射線誘発型は低線量放射線(50mGy)誘発髄芽腫においても認められた。本研究では、このPtch1遺伝子ヘテロ欠損マウスを用い、乳幼児期における急性被ばくと低線量率被ばくの発がん影響の違いを明らかにすることを目的とする。  Ptch1遺伝子ヘテロ欠損マウスは、[C3H/He×C57BL/6ptch+/-]F1マウスを用いた。低線量率照射は137Csより発生したγ線を用い、生後1から4日齢の4日間に線量率0.1 mGy/minで、急性照射は同様のγ線を1日齢または4日齢に線量率540 mGy/minで、共に総線量が500 mGyになるよう照射した。照射匹数は各照射群♂♀各約30匹を用いた。照射後がんの発生が認められるまで観察し、病理診断後髄芽腫の発生率及び平均潜伏期間を算出した。照射後110日までの髄芽腫発生率は、自然誘発では3.7%、急性照射では1日齢照射で14.3%、4日齢照射で5.9%であったのに対し、低線量率照射では5.8%であった。1日齢急性照射による髄芽腫の発生が早い傾向が認められている。本学会では、髄芽腫発生がほぼ終了する照射後200日までの発生率及び平均潜伏期間について報告する。また、自然誘発、急性照射及び低線量率照射誘発髄芽腫の13番染色体のLOH解析を行い、低線量率照射により誘発した髄芽腫が自然誘発型なのか、それとも放射線誘発型なのかを示す。, 日本放射線影響学会第55回大会}, title = {乳幼児期Ptch1+/-マウスに対する低線量率放射線による発がん影響について}, year = {2012} }