@misc{oai:repo.qst.go.jp:00070862, author = {國領, 大介 and 城, 潤一郎 and 佐賀, 恒夫 and 青木, 伊知男 and 國領 大介 and 城 潤一郎 and 佐賀 恒夫 and 青木 伊知男}, month = {Oct}, note = {【背景・目的】我々は、MR造影剤・蛍光色素・抗癌剤を含むナノキャリアを使用し、その体内動態および腫瘍集積性をMRIにより定量的に追跡し、また治療効果の検討を行ってきた(國領他、JSMRM 09、10)。次のステップとして、ナノキャリアの肺疾患に対する適用を検討している。本報告では、その基礎検討として、陽性造影効果を有するナノ構造体を実験動物に投与した際の肺野の信号変化をUltra-short echo-time(UTE)法を用いて検出し得るかを検討した。 【対象・方法】正常なBalb/cヌードマウスに対し、7.0テスラMRI装置(Magnet: Kobelco+Jastec、 Console: Bruker-biospin)内において、尾静脈からデキストラン・マンガン化合物を投与した。使用した化合物はマンガンを多糖の一種であるデキストラン(平均分子量40000)に修飾したナノ構造体であり、投与したマンガンの濃度は0.25mmol/kgとした。投与前、投与直後〜1時間後、および12時間後において、肺を含む領域を3D-UTE法を用いて撮像し、肺野の信号強度、ならびにマウス体外に設置したファントムとの信号強度比の変化を検討した。撮像には、内径35mmのボリュームコイル(Rapid Biomedical)を使用し、撮像パラメータはTR = 8.0 ms、 TE = 0.02、 0.2、 0.8 ms、FOV = 38.4  38.4  44.8 mm3、Matrix = 128  128  128、FA = 10、Trajectory数 = 51360であった。信号強度、ならびに信号強度比の比較には、血管領域以外の肺野に設定した複数の関心領域を使用した。 【結果・考察】ナノ構造体投与前と投与直後〜1時間後までの肺野の信号強度、ならびに信号強度比を比較したところ、いずれのTEにおいて投与後に値が上昇した。この変化はナノ構造体が肺領域へ到達し、肺野の信号上昇に寄与したためと考えられた。また投与12時間後の信号強度比は、投与前の9割〜同程度であった。このことから正常なマウスにおいては、使用したナノ構造体は投与12時間後までに肺野から排出される可能性が示唆された。 【結論】陽性造影剤を含むナノ構造体は、肺野の信号強度の上昇に寄与することが示された。今後、腫瘍モデルなどを使用し、正常マウスへの投与時との差異についての検討を行う。, 第39回日本磁気共鳴医学会大会}, title = {陽性造影剤を含むナノ構造体による肺野の信号変化の検討}, year = {2011} }