@misc{oai:repo.qst.go.jp:00070833, author = {池田, 瑞代 and 大町, 康 and 宮河, 直人 and 金, ウンジュ and 宍倉, 恵理子 and 田嶋, 克史 and その他 and 池田 瑞代 and 大町 康 and 宮河 直人 and 金 ウンジュ and 宍倉 恵理子 and 田嶋 克史}, month = {Jul}, note = {ウランはアクチニド元素の一種であり、腎毒性を始め、様々な毒性を惹起する。ウラン体内摂取時の治療としてキレート剤による体外排泄促進があるが、代表的な治療剤である重炭酸ナトリウムはその効果が高くなく、より効果の高いキレート剤の開発が望まれている。今回我々は、ウラン体内除染剤スクリーニングを目的としたマウスモデルを構築したので、その概要について報告する。 動物は8週齢雄性ICRマウスを用いた。硝酸ウラン溶液2 mg/kg (U) を筋肉内投与1, 3, 7, 10, 14日後に解剖し、血液生化学、病理組織学的に検討を行い、ウラン投与3日後に腎毒性が明らかとなるもその後軽減することを確認した。また、硝酸ウラン0.02〜2 mg/kg (U) を筋肉内投与3日後に解剖し、血液生化学、病理組織学的に検討したところ、ウラン0.6 mg/kg (U) で高度の腎毒性が生じるが、0.02 mg/kg以下では腎毒性が生じないことを確認した。これらの結果から、腎毒性の改善を指標としたインビボスクリーニングモデルの構築を行った。具体的には、硝酸ウラン0.6 mg/kg (U) を筋肉内投与し、ウラン投与30分、1日、2日後に、ウランのキレート作用が知られているエチドロン酸二ナトリウム(以下EHBP、1, 3, 10 mg/kg)を腹腔内投与した。そして、ウラン投与1日目、3日目の24時間尿について尿生化学検査を行うとともに、ウラン投与3日後に解剖し、血液生化学的、病理学的な解析を行った。その結果、ウラン投与群では血清BUN・Cre及び尿中Glu・TPが増加し、組織学的に高度の尿細管壊死が認められたが、EHBPはこれら変化を用量依存的に抑制した。今回開発したモデルにおいて陽性対象としてEHBPを置くことで、新規化合物の効果判定が可能と考えられる。なお、組織中や尿中ウラン含有量についても検討を加えている。, 第39回日本毒性学会学術年会}, title = {ウラン体内除染剤スクリーニングモデルの基礎検討}, year = {2012} }