@misc{oai:repo.qst.go.jp:00070825, author = {松本, 孔貴 and 鵜澤, 玲子 and 平山, 亮一 and 小池, 幸子 and 幸田, 華奈 and 増永, 慎一郎 and 安藤, 興一 and 古澤, 佳也 and 松本 孔貴 and 鵜澤 玲子 and 平山 亮一 and 小池 幸子 and 幸田 華奈 and 古澤 佳也}, month = {Jul}, note = {【目的】現在のがんに対する放射線治療では、分割照射が標準的に用いられており、炭素線治療も例外ではない。単回照射と分割照射では、照射間に起きる様々な因子により照射後の反応が大きく異なる。本研究では、高転移腫瘍に対してX線および炭素線による分割照射を行い、転移抑制効果の分割回数依存性と1回線量依存性の検討を行う。【材料と方法】マウス骨肉腫由来LM8細胞を用いた。炭素線照射は6 cm拡大ブラッグピークの中心部で行い,基準放射線としてX線を用いた。細胞実験:細胞致死はコロニー形成法で調べ、遊走能および浸潤能はそれぞれBoyden chamberアッセイとMatrigel invasionアッセイで調べた。動物実験:マウス下肢の移植腫瘍に対して局所照射を行い,抗腫瘍効果はin vivo-in vitroアッセイによる腫瘍内細胞致死で、転移抑制効果は自然肺転移実験モデルによる肺転移結節数の増減で評価した。【結果】細胞実験:分割回数の増加に依存して細胞致死率及び遊走能、浸潤能抑制効果の減少が確認された。その減少の程度はX線群に比べ炭素線群で小さく、分割回数の増加に伴い炭素線のRBEが増加した。また、1回線量の大きさと分割回数に着目した結果、1回線量が小さい場合X線群では総線量を増やしても有意に転移能が抑制されず、1回線量が大きくなるに従い抑制率が顕著に増加した。一方、炭素線では1回線量の大きさに対する依存度が小さかった。動物実験:分割回数が増加するにつれて腫瘍内細胞致死効果の低減および肺転移結節数の増加傾向が観察され、この程度についてもX線に比べ炭素線では小さかった。【結論】分割照射の効果を転移抑制の点から細胞・動物実験で調べた結果,他の生物学的エンドポイントと同様に高LETの炭素線では低LETのX線に比べ分割することによる効果の低減が少ないことが確認され、臨床で行われている分割照射でも,転移抑制の点で炭素線が優れている事が示唆された。, 第21回日本がん転移学会学術集会}, title = {高転移性腫瘍に対する重粒子線分割照射の影響}, year = {2012} }