@misc{oai:repo.qst.go.jp:00070812, author = {中西, 郁夫 and 川島, 知憲 and Manda, Sushma and 宇都, 義浩 and 大久保, 敬 and 堀, 均 and 松本, 謙一郎 and 福原, 潔 and 福住, 俊一 and 安西, 和紀 and 小澤, 俊彦 and 中西 郁夫 and 川島 知憲 and Manda Sushma and 松本 謙一郎}, month = {Jun}, note = {【目的】ブラジル産プロポリスの主成分であるアルテピリンCは、非常に優れた抗酸化作用を示すことが知られている。本研究では、天然抗酸化物質よりも高活性な新規抗酸化物質を開発する目的で、アルテピリンCの分子構造に化学修飾を加えた種々の誘導体を合成し、それらのフリーラジカル消去反応に対する構造活性相関について検討した。 【方法】フリーラジカルには、活性酸素モデルとして知られるDPPH (2,2-diphenyl-1-picrylhydrazyl)ラジカルを用いた。反応速度定数の決定には、Agilent 8453フォトダイオードアレイまたはユニソクRSP-1000-02NMストップトフロー分光測定装置を用いた。 【結果】酸素非存在下、アセトニトリル中、25℃で、DPPHラジカルにアルテピリンCを加えると、DPPHラジカルに由来する516 nmの吸収が減少し、アルテピリンCがDPPHラジカルを効率良く消去した。516 nmの吸光度の経時変化を速度論的に解析することにより、この反応の二次反応速度定数(k)を3.2 M(-1) s(-1)と決定した。合成した6つの誘導体についても同様にk値を決定した。 【考察】アルテピリンCおよび6つの誘導体に対して得られたk値から、分子内に電子供与基を有する誘導体ほどDPPHラジカル消去活性が高いことがわかった。k値の対数(log k値)を密度汎関数法で計算したO-H結合解離エネルギー(BDE: Bond Dissociation Enthalpy)またはイオン化エネルギー(IP: Ionization Potential)に対してプロットすると、BDEと良好な直線関係が得られた。これは、アルテピリンCおよびその誘導体によるDPPHラジカル消去反応が、電子移動を経由しない一段階の水素原子移動機構で進行していることを示唆している。, 第12回日本抗加齢医学会総会}, title = {ブラジル産プロポリスに由来するアルテピリンCおよびその誘導体のフリーラジカル消去活性}, year = {2012} }