@misc{oai:repo.qst.go.jp:00070801, author = {中山, 文明 and 梅田, 禎子 and 安田, 武嗣 and 浅田, 眞弘 and 本村, 香織 and 今村, 亨 and 今井, 高志 and 中山 文明 and 梅田 禎子 and 安田 武嗣 and 今井 高志}, month = {Jun}, note = {FGF1は放射線障害の防護効果など創傷治癒に有用であるが、その構造上の不安定性から応用面で制約を受けている。そこで、さまざまな安定化FGF1変異体が作成されてきたが、その安定化による生体影響や放射線防護効果は明らかでない。今回、FGF1安定化と放射線小腸障害からの再生能の関連を検討した。Q40P、S47I、H93Gの3種類のアミノ酸置換はFGF1安定化に寄与し、Q40P/S47I、Q40P/S47I/H93Gと重ね合わせていくことで安定性が順に増加した。ヘパリン非存在下で、これらの変異体のFGFR1cに対するin vitroでの反応性は、その安定性の順に強くなり、受容体特異性も野生型FGF1と同じだった。BALB/cマウスにおける放射線照射後の小腸クリプト再生能では、照射24時間前に腹腔投与すると、ヘパリン非存在下でもすべての変異体が野生型よりも強い再生能を示したが、変異体相互に差を認めなかった。ところが、照射24時間後に投与すると、野生型は全く無効なのに対して、変異体はその安定性の順番に再生能の増加傾向を認め、クリプト細胞の増殖能を反映するクリプトの長さも有意に増加していった。さらに、Q40P/S47I/H93Gは明らかに小腸上皮細胞の分化も促進し、小腸組織を再生することで腸管障害による個体死を減少させた。しかしながら、放射線誘導性アポトーシスの抑制は野生型と差を認めなかった。以上の所見は、FGF1の安定化が放射線障害において、ヘパリン非依存的な小腸上皮細胞の分化増殖を促進し、防護効果を高めることを示した。, 第11回日本再生医療学会総会}, title = {FGF1の構造安定化による放射線障害小腸の再生について}, year = {2012} }