@misc{oai:repo.qst.go.jp:00070798, author = {城, 潤一郎 and 中原, 鉄平 and 青木, 伊知男 and 佐賀, 恒夫 and 田畑, 泰彦 and 城 潤一郎 and 中原 鉄平 and 青木 伊知男 and 佐賀 恒夫}, month = {May}, note = {近年の組織工学技術の進歩により、さまざまな組織の再生誘導治療効果が、動物モデルにより実験的に証明されるとともに、いくつかの臨床研究も進められている。このような状況の中で、組織の再生誘導治療効果を正確に評価できる分子イメージング技術が期待されている。磁気共鳴イメージング(MRI)は、臨床において診断装置として用いられており、その高い空間分解能と深達度とから、分子イメージングのモダリティーとして期待されている。MRIの検出効率を増強させるためには、MRI造影剤を生体内で安定に標的部位へ効率よく送達する材料の開発が必要である。水溶性高分子は、生体内での安定性に優れるとともに反応性基を多く有することから、標的部位に対するリガンドおよびMRI造影剤を複数修飾した高分子造影剤を作製することが可能である。本研究では、組織の再生誘導治療で重要な役割を演じる血管新生に着目した。新生血管内皮細胞の膜表面に発現することが知られているv3 integrinに親和性をもつ環状アルギニン-グリシン-アスパラギン酸(cRGD)を血管新生部位のリガンドとして、Gd 3+をMRI造影剤として用いた。これらをキレート残基であるジエチレントリアミンペンタ酢酸(DTPA)が化学導入された多糖のDextranへ修飾し、高分子造影剤(cRGD-dextran-DTPA-Gd)を得た。得られたcRGD-dextran-DTPA-Gdは、縦緩和能を有していた。培養細胞を用いた取り込み実験により、得られたcRGD-dextran-DTPA-Gdがv3 integrinと親和性をもつことを確認した。下肢主要血管を外科的に結紮、除去することにより下肢虚血モデルマウスを作製した。結紮7日後の虚血部位において、血管新生とv3 integrinの発現が起こっていることがわかった。この下肢虚血モデルマウスへcRGD-dextran-DTPA-Gdを静脈内投与したところ、T1強調画像法において虚血・血管新生部位に信号上昇が観察された。これは、高分子へ修飾されたcRGDがv3 integrinを特異的に認識、高分子造影剤が効率よく虚血・血管新生部位に集積したためと考えられる。, 日本分子イメージング学会第7回学術集会}, title = {高分子造影剤を用いた血管新生治療の磁気共鳴イメージング}, year = {2012} }