@misc{oai:repo.qst.go.jp:00070759, author = {田桑, 弘之 and その他 and 田桑 弘之}, month = {May}, note = {【目的】アルツハイマー病モデルマウスにおけるβアミロイドの蓄積と賦活時の脳血管反応性との関係を明らかにする。【方法】実験には、アルツハイマー病モデルマウス(3〜27ヵ月齢;n=19)と野生型マウス(3〜37ヵ月齢;n=9)を用いた。同一個体において数ヶ月間継続的に賦活時の脳血管反応性を計測した。実験では、覚醒下のマウスに頬ヒゲ空気刺激(刺激時間20秒間、刺激周波数10Hz)を行い、体性感覚野の賦活脳血流量をレーザードップラ血流計を用いて評価した。蛍光標識したβアミロイドと脳血管を二光子顕微鏡を用いて3次元的に観察し、脳実質および脳血管へのアミロイドの蓄積を評価した。【結果と考察】15−17ヵ月齢のアルツハイマー病モデルマウスにおける賦活脳血流変化率は、野生型マウスと比べて有意な低下がみられ(P<0.05)、それ以後の月齢(18−20ヵ月齢、21ヵ月齢以降)においても、野生型と比べて有意に低い値を示した(P<0.01)。野生型マウスでは賦活脳血流量の低下は観察されなかった。アルツハイマー病モデルマウスの体性感覚野の脳表(深さ0-250μm)において、14ヵ月齢から19ヵ月齢にかけて脳血管へのアミロイド蓄積による脳血管表面積被覆率が37%増加し、脳実質アミロイドの大きさが面積比で70%増加した。【結語】アルツハイマー病モデルマウスにおいて、賦活脳血流変化率が野生型マウスと比べて有意に低下する月齢と、βアミロイドが表面動脈血管に被覆する月齢が一致した。これらの結果は、脳血管へのアミロイド蓄積が脳血管反応性を減弱させる可能性を示唆する。, 分子イメージング学会・第7回学術集会}, title = {アルツハイマー病モデルマウスにおける月齢に伴う脳血管反応性の低下とβアミロイド蓄積との比較}, year = {2012} }