@misc{oai:repo.qst.go.jp:00070758, author = {伊川, 裕明 and 伊川 裕明}, month = {May}, note = {わが国の口腔癌患者は年々増加傾向を示している.それは,わが国の超高齢社会を背景としている. 一方,口腔癌を第1癌とする重複癌は増加傾向にあると報告されており,第2癌の好発部位に食道および胃があげられている. 当院においても口腔癌患者に対して積極的に上部消化管内視鏡検査を行っている. 今回,今後の更なる超高齢社会での増加する口腔 -上部消化管併発癌症例に対応するため,改めてここ数年の口腔扁平上皮癌患者の上部消化管癌に関する検討を行った.患者および方法を示す.対象は1996年3月から2008年8月までの12年5ヶ月間に,口腔扁平上皮癌と診断され,上部消化管内視鏡検査を行った171例とした.評価項目を性別・年齢・喫煙歴・飲酒歴,口腔扁平上皮癌発現部位・TNM分類・Stage分類とした.研究方法は症例対象研究とし,χ2検定およびロジスティック回帰分析を行った.結果,口腔・食道・胃の3重複癌1症例を含め,食道癌7症例,胃癌2症例であった.食道癌と胃癌を含む上部消化管重複癌は171症例中8例(4.7%)に認められた.65歳以上の口腔癌患者では, 65歳未満と比較して食道癌の重複が有意に多かった(OR=10.454, 95%CI=1.143-95.621). その他の項目(性別,喫煙歴,飲酒歴, 口腔扁平上皮癌発現部位,TNM分類,Stage分類)では,いずれも有意差を認めなかった.今回の結果より,高齢口腔癌患者の治療を行う際には,食道癌を中心とした上部消化管癌の存在の可能性を視野に入れた,適切な治療計画を立案する必要性がある事が考えられた, 第66回NPO法人 日本口腔科学会学術集会}, title = {高齢口腔扁平上皮癌患者の上部消化管癌重複に関する臨床統計}, year = {2012} }