@misc{oai:repo.qst.go.jp:00070722, author = {中西, 郁夫 and 上林, 將人 and 川島, 知憲 and カビル, ゾーダー and 大久保, 敬 and 福住, 俊一 and 松本, 謙一郎 and 小澤, 俊彦 and 安西, 和紀 and 中西 郁夫 and 川島 知憲 and カビル ゾーダー and 松本 謙一郎}, month = {Mar}, note = {脳の松果体から分泌され、睡眠ホルモンとして知られているメラトニンは、非常に優れた抗酸化作用や放射線防護作用を示すことが報告されている。これらの作用機構には、メラトニンによる活性酸素種(ROS)消去反応が関与すると考えられているが、その詳細については不明な点が多く残されている。本研究では、メラトニンによるROS消去の反応性およびその反応機構を明らかにする目的で、メタノール(MeOH)中、メラトニンとROSモデルであるガルビノキシル(GO)ラジカルとの反応を速度論的に検討した。 25℃で、メラトニンのMeOH溶液にGOラジカルを加えると、GOラジカルに由来する428 nmの吸収が徐々に減少した。これは、メラトニンがGOラジカルを消去したことを示唆している。428 nmの吸光度の経時変化を速度論的に解析することにより、メラトニンによるGOラジカル消去の二次反応速度定数(k)を6.4 x 10(-2) M(-1) s(-1)と決定した。この反応系に、0.1 Mの過塩素酸マグネシウムを加えると、k値が顕著に増大した(1.4 x 10(-1) M(-1) s(-1))。マグネシウムイオンは電子移動反応を加速することが知られていることから、メラトニンによるGOラジカル消去反応は、メラトニンからGOへの電子移動が律速段階となって進行していることが示唆された。インドール環の窒素をメチル化した類縁体およびベンゼン環のメトキシ基を水酸基で置換した類縁体についてもGOラジカルに対する反応性を検討したので報告する。, 日本薬学会第132年会}, title = {メラトニンの抗酸化および放射線防護機構の解明}, year = {2012} }