@misc{oai:repo.qst.go.jp:00070675, author = {上野, 渉 and 飯名, 瑞希 and 海野, あゆみ and 早尾, 辰雄 and 西川, 哲 and 上野 渉 and 海野 あゆみ and 早尾 辰雄 and 西川 哲}, month = {Oct}, note = {目的:我々はこれまでに放射線医学総合研究所(放医研)で維持されてきた近交系マウス15系統の遺伝学的モニタリングを生化学的、免疫学的標識遺伝子に代えてマウスのマイクロサテライトマーカー(MSMs)を用いても可能であることを報告してきた。また、各種抗体の入手が困難となっているB10.H-2コンジェニックマウス系統の遺伝学的モニタリングについても第17番染色体のH-2座位近傍のMSMs検索することによって補足的に可能であることも報告した4)。本総会ではアウトブレッド系統についても同様にMSMsを用いた遺伝学的モニタリングの可否を検討したのでその結果を報告する。 材料と方法:検査対象としたマウスは日本チャールスリバー(株)より購入したCF1系統の雄30匹である。DNAの調整、用いた37座位のMSMs、PCR法によるDNAの増幅、泳動、遺伝子型の判定は前報に依った。 結果:検索した37座位のうち、すべての個体が同一の遺伝子型を示したのは25座位であり、他の12座位は、 ?aおよびbとそのヘテロ型であるabの2断片遺伝子型を 示す4座位。 ?aおよびb又はcとそのヘテロ型であるabc、abd、acd、の7座位。 ?aおよびcのみでヘテロ型の認められなかった1座位に分類で きた。 考察:遺伝学的モニタリングは近交系マウスの遺伝的斉一性を確認することをその第一義的な目的としているが他の系統との不測の交雑、特定の遺伝子の遺伝分析、コンジェニック系統作出のための基礎資料として利用できる等その応用範囲は広い3)。今回報告したアウトブレッド系統の場合は、 ?ヘテロ型を示したMSMsの座位を定期的に検索することにより遺伝子(型)頻度による品質管理。5) ?ICR、ddY等他のアウトブレッド系統についても37座位のMSMsを検索することにより系統に特徴的なヘテロ座位を明らかにできる。5) ??の結果よりアウトブレッド相互間の遺伝学的類縁性について検索できる。6) 等が上げられる。 まとめ ・37座位のMSMsによって増幅されたPCR産物はMultiNAを用いずともアガロースゲルによってもサイズの大小を判別できた。 ・これら37座位のMSMsは系統間の交雑によるヘテロ型についても容易に判定できた。 ・この37座位のMSMsによって、近交系、交雑群、コンジェニック系、アウトブレッド系の遺伝学的モニタリングをおこなうことが他所でも可能である。, 日本実験動物技術者協会第45回全国総会 in 盛岡}, title = {マウスのマイクロサテライトマーカーを用いた遺伝子学的モニタリング〜アウトブレッド系統の場合〜}, year = {2011} }