@misc{oai:repo.qst.go.jp:00070668, author = {白神, 綾奈 and 甘崎, 佳子 and 平野, しのぶ and 中田, 章史 and 小林, 芳郎 and 島田, 義也 and 柿沼, 志津子 and 白神 綾奈 and 甘崎 佳子 and 坂入 しのぶ and 島田 義也 and 柿沼 志津子}, month = {Oct}, note = {炭素線によるがん治療での二次がんの発生や、宇宙での長期滞在における重粒子線の発がんリスクを知ることは、患者や宇宙飛行士の安全のために重要である。また、炭素線治療の子どもへの適用や、将来的にヒトが宇宙で生活するには、大人だけでなく子どもへの影響についての基礎データも必要である。そこで、本研究では、炭素線による子どもの被ばく影響を明らかにすることを目的とする。  B6C3F1雌マウスを用いて1週齢時より炭素線を一週間間隔で4回照射して誘発した胸腺リンパ腫(1週齢時誘発TL)の分子解析を行い、以前解析した炭素線4週齢時より4回照射して誘発したTL(4週齢時誘発TL)の結果と比較した。  その結果、1週齢時照射による平均生存日数、TLの発生率、および重量は、4週齢時誘発TLと有意な差は見られなかった。一方、1週齢時誘発TLのヘテロ接合性の消失(LOH)の頻度は、4週齢時誘発TLと比べて11番染色体で有意に減少し(85%から50%)、12番染色体では有意に増加した(25%から96%)(p<0.001)。  これらの結果から、TL発生のメカニズムには年齢依存性があることが示され、1週齢時誘発TLでは12番染色体に原因遺伝子があることが示唆された。また、12番染色体のLOH高頻度領域には胸腺細胞の分化に関与するBcl11bがマップされており、TLの原因遺伝子の候補と考えられる。今後は、Bcl11b遺伝子の突然変異解析とともに、LOH領域にマップされる別の遺伝子についても解析していく予定である。, 日本宇宙生物科学会第25回大会}, title = {炭素線照射によるマウス胸腺リンパ腫発生の被ばく時年齢依存性}, year = {2011} }