@misc{oai:repo.qst.go.jp:00070653, author = {鵜澤, 玲子 and 平山, 亮一 and 松本, 孔貴 and 小池, 幸子 and 鶴岡, 千鶴 and 古澤, 佳也 and その他 and 鵜澤 玲子 and 平山 亮一 and 松本 孔貴 and 小池 幸子 and 鶴岡 千鶴 and 古澤 佳也}, month = {Nov}, note = {放医研では1994年からHIMACで炭素線によるがん治療が始まった。2010年までに5000例以上の治療を行い良好な結果が得られている。その成果を受けて、世界では、新たな重粒子線治療施設での治療が開始されたり、あるいは、新たに治療施設が建設されたり、または、建設が決定されたりしており、重粒子線治療の広がりを見せている HIMACでの治療経験から導かれた治療プロトコールで、多の重粒子線治療施設でも治療を行うには、その施設の治療ビームがHIMACのそれと、生物学的、物理学的に同じでなくてはならない。生物実験においては、マウスのロットや、実験者の手技などが結果に影響することがあるので、我々は、治療施設のビームを比較するための標準的なプロトコールの確立を試みている。 放医研で生産されたC3H/He雌マウスとCharles River社生産の同じマウスに、HIMACで炭素線290Mev/u 6cm SOBP 1回全身照射をし、3.5日後に安楽殺して小腸を取り出し、組織標本にする。HE染色してクリプト数を数え比較した。マウスクリプトの放射線感受性は同種マウスであっても、放医研産とCharles River社産で違いが見られた。Dqは両者でさほど差がなかったが、D0では放医研産の方が、高い値であった。同一の切片を観察しても、観察者によって、クリプト数の結果が異なったが、この違いは簡単なトレーニングで克服できた。また、観察者の時間経過によるクリプト認識能力の変化も、少なくとも6年間ではみられなかった。 これらのことより、均一ロットのマウスを、世界的に供給できることが、施設間比較の生物実験には望ましいことが示された。, 日本放射線影響学会 第54回大会}, title = {重粒子線治療ビーム比較のための予備実験}, year = {2011} }