@misc{oai:repo.qst.go.jp:00070627, author = {府馬, 正一 and 川口, 勇生 and 久保田, 善久 and 吉田, 聡 and 川端, 善一郎 and 府馬 正一 and 川口 勇生 and 久保田 善久 and 吉田 聡}, month = {Nov}, note = {環境の放射線防護体系が国際的に整備されつつあるが、課題も残されている。例えば、現在の防護体系は標準動植物のような単一生物種に対する放射線影響を基盤にしているが、より現実的な防護体系構築のためには群集や生態系レベルの放射線影響評価が必要になる。そこで、生産者である鞭毛藻Euglena gracilis、消費者である繊毛虫Tetrahymena thermophila、分解者である細菌Escherichia coliから構成されるモデル実験生態系(マイクロコズム)に対するガンマ線連続照射の影響を調べた。1.1 Gy/dayでは影響が見られなかった。5.1 Gy /dayでは、E. coli の細胞密度が対照よりも低い傾向を示した。9.7と24.7 Gy/dayでは、E. coli.の細胞密度が対照よりも低下した。 一方、E. gracilisとT. thermophilaは死滅したが、T. thermophilaについては、死滅前に細胞密度が低下した後一時的に上昇した。この細胞密度上昇は、生物種間相互作用を介した間接影響と思われる。全ての構成生物種について照射と対照マイクロコズム間の細胞密度の差を包括的に表したマイクロコズム影響指数を用いて線量率−効果関係を決定した。マイクロコズム影響指数が10 %となる10 %影響線量率は3.4 Gy/dayと算出された。同様に、我々が以前このマイクロコズムで得たデータから重金属の10 %影響濃度を算出した。これらの群集レベルの影響データと環境曝露線量率または濃度を比較したところ、放射線、ガドリニウム、ジスプロシウムは水圏微生物群集に影響を与える可能性が低いのに対し、マンガン、ニッケル、銅は影響を与える可能性が示唆された。, 日本放射線影響学会第54回大会}, title = {ガンマ線の連続照射がモデル実験生態系に与える影響:重金属との比較}, year = {2011} }