@misc{oai:repo.qst.go.jp:00070626, author = {久保田, 善久 and 渡辺, 嘉人 and 府馬, 正一 and 吉田, 聡 and 久保田 善久 and 渡辺 嘉人 and 府馬 正一 and 吉田 聡}, month = {Nov}, note = {近年、放射線の環境影響を評価することが国際的に重要課題となっている。環境中の放射線源はα線放出核種を多く含むこと、また環境中の被ばくは放射性物質による長期被ばくがほとんどであることから、放射線の環境影響を正確に評価するためには環境生物における高LET放射線の影響と慢性被ばくの影響を明らかにすることが重要である。本研究では土壌生態系の保全に重要な役割を担っており、寒天培地上での飼育が容易で無性生殖により短期間で対数的に増殖するヤマトヒメミミズ(Enchytraeus japonensis)を環境生物として選択し、多様なα線放出核種の生物影響をγ線と比較するためにLETの異なる重粒子線の照射実験を、また急性と慢性の被ばく影響を比較するためにγ線連続照射装置を使用した長期曝露実験を実施した。γ線或いは重粒子線を照射した後10匹のミミズを100mmペトリディッシュ上に移しオートミールの粉末と水を適宜与えることにより飼育した。長期曝露実験では飼育期間中照射を継続した。照射開始後30日目に個体数を算定した。ガンマ線と比較し、重粒子線は明らかに吸収線量当たりの影響が大きく、またLETに依存する傾向が見られた。C線とNe線との間、Ne線とSi線との間で統計的に有意な差が認められたが、LETの大きなSi線、Ar線、Fe線間では有意な差が認められなかった。増殖を50%抑制する線量は急性照射では22Gyであったが、慢性照射では線量率5Gy/day、総線量150Gyであった。以上の結果より環境生物の放射線影響を評価するためには人の場合と同様に線質の影響及び急性と慢性被ばくの相違を把握する必要性が示された。, 日本放射線影響学会第54回大会}, title = {重粒子線照射とガンマ線の長期照射がミミズの増殖に及ぼす影響}, year = {2011} }