@misc{oai:repo.qst.go.jp:00070622, author = {初田, 裕幸 and 須原, 哲也 and 島田, 斉 and 篠遠, 仁 and その他 and 須原 哲也 and 島田 斉 and 篠遠 仁}, month = {Nov}, note = {目的: 本研究は、11C -PIB PET集積と、病理学的アミロイドβ(Aβ)沈着を、解剖部位毎に対応させる、基礎データ提供を目的とした。方法:対象は当施設にて11C -PIB PETを施行し、剖検を得た6例。死亡時平均84.0歳、男:女=3:3、PIB陽性:陰性=3:3、PET施行から死亡まで期間平均2.5年。SUVRの算出には、11C -PIB投与後40-60分のPET画像より、一次視覚野、一次運動野、中前頭回、中側頭回、縁上回、楔前部、後部帯状回、島回、固有海馬、小脳半球における取り込みを計測し、小脳皮質との比を用いた。PIB集積は視覚読影および新皮質平均値(mcSUVR, カットオフ値1.4)で判定した。病理学的Aβ沈着の程度は、6um厚ホルマリン固定パラフィン包埋切片を、抗Aβ11-28抗体(MBL)で、Ventana NX20自動免疫染色装置を用い、描出し、陽性部位の占める割合(面積比)を、計測ソフト(Imega Pro plus)にて算出した。面積比とSUVRを各部位で比較した。結果: PIB PET陽性の2例(AD pattern, mcSUVR 2.97/2.60)はADで、新皮質10箇所でのSUVRと面積比は強い相関を示した(r=0. 90/0.90, p=0.0004/0.0064)。PIB PET陽性のもう1例(非AD pattern, mcSUVR 1.27)は、Braak NFT/ SP stage II/Bで、SUVRは0.76-1.82、面積比2.17-10.73の範囲で 、お互い相関を認めなかった(r=0.12, p=0.74)。PIB PET陰性(mcSUVR 1.27)と判断された一例は、SUVRは0.99-1.41、面積比は0.00-9.14で、相関を認めなかった(r=0.29, p=0.42)。PIB PET陰性2例(mcSUVR 1.13/1.11)は、びまん性老人斑を新皮質にわずかに認めるのみであった。結論:老人斑がADレベルに多数ある病期では、大脳皮質のSUVRと病理学的Aβ沈着は相関する。またSUVRがカットオフ以下である場合は、Aβ沈着はほとんどない。しかし中途段階では両者に相関が見られない点は、今後の所見の解釈に留意が必要であることを示している。, 第30回日本認知症学会学術集会}, title = {11C- Pittsburg Compound B (PIB) PET集積と、病理学的アミロイドβ沈着の、解剖学的部位別検討−6剖検例における検討}, year = {2011} }