@misc{oai:repo.qst.go.jp:00070617, author = {石川, 敦子 and 菅, 智 and 荘司, 好美 and 加藤, 真吾 and 今井, 高志 and 石川 敦子 and 菅 智 and 荘司 好美 and 加藤 眞吾 and 今井 高志}, month = {Nov}, note = {【目的】がんの放射線治療において消化器官が照射野に含まれる場合には、下痢などの有害反応が発症するリスクがあるが、個人差がある事が知られており、事前に予測をすることは難しい。消化管の障害は基底層やクリプト構造など分裂性の細胞群の損傷がひとつの原因と考えられる。そこで今回、細胞周期制御に関わる遺伝子群を候補とし、それらの遺伝子上の多型データを用いて早期有害反応との関連解析を行い、遺伝学的に予測可能なマーカーについて検討した。 【方法】放射線治療を行った子宮頸癌患者血液から抽出したDNAを用いて、細胞周期制御に関わる22遺伝子上の49 SNPマーカーについてタイピングを行った。各マーカーのアレルまたは遺伝子型頻度と、放射線照射後3ヶ月以内の下痢有害反応の有無による2群(有害反応 無し群:n = 150; 有り群:n = 58)間でFisherの正確確率検定を行い、有害反応と関連するSNPマーカーを選択した。 【結果】治療後3ヶ月以内の下痢有害反応有り群、無し群間で、9 SNPマーカー(5遺伝子領域)において有意差(P < 0.05)を認めた。次に、周辺SNPsを含む遺伝子領域の連鎖不平衡解析および有害反応と関連するハプロタイプ解析を行い、各遺伝子から有害反応と最も 関連のある遺伝子型を選択した。ここで選択した遺伝子型に対しスコア付けを行い、スコアによる有害反応有り群、無し群間で検定をしたところ有意差 (P < 0.001)が認められた。さらに有害反応のグレード毎によるスコアの分布を調べたところ、グレード間において有意差(P < 0.001)が認められた。 【考察】細胞周期制御遺伝子の多型により子宮頸癌放射線治療後の早期有害反応リスク予測の可能性が示唆された。今後、遺伝子やサンプルサイズを増 やして検討する必要があると考える。, 第56回日本人類遺伝学会・第11回東アジア人類遺伝学会共同大会}, title = {子宮頸癌放射線治療の早期有害反応と関連する細胞周期制御遺伝子多型解析}, year = {2011} }