@misc{oai:repo.qst.go.jp:00070463, author = {関根, 絵美子 and 安西, 和紀 and 上野, 恵美 and 岡安, 隆一 and その他 and 関根 絵美子 and 安西 和紀 and 上野 恵美 and 岡安 隆一}, month = {Jun}, note = {【目的】癌研究会と全薬工業の研究グループにより同定されたPI3K阻害剤ZSTK474は、濃度依存的にPI3Kを阻害し、細胞周期停止や癌細胞増殖阻害を起こすなど有望な抗癌作用を示す一方、毒性が低いという優れた特徴をもつ。ZSTK474はPI3Kの下流遺伝子Akt経路を阻害すること、放射線照射によりAkt経路が活性化することなどから、我々はZSTK474療法に放射線を併用し癌の抑制効果を細胞・動物レベルで検討を行った。 【方法】子宮頸部癌細胞を用い、X線とZSTK474を併用した際の細胞増殖率や生存率の測定、PI3Kの下流の遺伝子の変化への影響について検討を行い、効果の評価とその作用機序を検討した。また、癌細胞を移植したマウスを用いて、ZSTK474とX線を併用した際の腫瘍の治療効果に与える影響を調べた。 【結果と考察】X線とZSTK474の併用群で、それぞれの単独処理に比較して、癌細胞の増殖率、生存率の低下が観察された。また、X線照射によりPI3Kの下流の遺伝子Aktが活性化されるが、ZSTK474を添加することでこの活性が抑制されることを確認した。さらに、動物実験においてX線照射1日後から約2週間の間に11回(1回/日)ZSTK474を経口投与することで治療効果の増大が図れた。これらの結果から、分子標的薬ZSTK474は放射線との併用においても有用であるという知見を得た。, 第15回日本がん分子標的治療学会学術集会}, title = {癌細胞におけるPI3K阻害剤ZSTK474と放射線との併用効果の研究}, year = {2011} }