@misc{oai:repo.qst.go.jp:00070438, author = {山谷, 泰賀 and 吉田, 英治 and 稲玉, 直子 and 錦戸, 文彦 and 田島, 英朗 and 村山, 秀雄 and 山谷 泰賀 and 吉田 英治 and 稲玉 直子 and 錦戸 文彦 and 田島 英朗 and 村山 秀雄}, month = {May}, note = {PETは、がん診断など臨床現場で活躍するほか、分子イメージング研究を推進する手段として有望視されているが、未だその潜在能力を十分に活かしきれていない。我々は、世界に先駆けて実用化に成功した、解像度と感度を両立するDepth-of-interaction (DOI)検出器をコア技術として、開放型PET装置「OpenPET」や次世代DOI検出器「クリスタルキューブ」の研究開発を進めている。本発表では、これらの進捗について報告する。  DOI検出器は、斜めから入射した放射線に対しても位置検出精度を維持できるため、これまでの常識にとらわれない新しい検出器配置を可能にする。OpenPETは、その発想から生まれた、世界初となる開放型PET装置のアイディアである。具体的には、2つの検出器リングを離して配置し、開放領域を3次元画像化することで、たとえばがん治療中のPET診断などを可能にする。また、開放領域を含め長い視野を同時に計測できることから、検出器数をむやみに増やすことなく、全身同時視野すなわち全身のダイナミックイメージングも可能になると期待される。これまでに、小型試作機を開発し、コンセプトの実証を行った。今後、ヒトサイズの実証機の開発を目指す。なお本研究は、千葉大学、筑波大学、放医研・分子イメージング研究センター、放医研・重粒子医科学センターなどとの共同研究であり、小型試作機の開発の一部は、科研費基盤A(22240065)の支援を受けて行われている。  一方、小動物PETやヒト脳PETにおいて、解像度の改善に加え装置感度の向上が不可欠である。そこで我々は、解像度と感度を高次元で両立するため、次世代DOI検出器であるクリスタルキューブを開発している。具体的には、従来の光電子増倍管に取って代わるポテンシャルをもつ、超小型の半導体受光素子であるガイガーモードAPD(SiPMとも称する)を用いて、シンチレータブロックの周囲を取り囲む。そして、シンチレーション光の効率的検出と高度解析により、3次元的に等方な分解能の実現を目指す。これまでに、検出器の試作を行い、1mmの等方的分解能が得られることを実証した。小動物用PETではサブミリ分解能、頭部PETでも1mm前後の分解能が期待できる。なお本研究は、千葉大学、東京大学、浜松ホトニクスと共同研究であり、開発の一部は、JST先端計測分析技術・機器開発事業の委託を受けて行われている。, 第6回目本分子イメージング学会総会・学術集会}, title = {DOI検出器が切り拓く次世代PET:OpenPETとクリスタルキューブ}, year = {2011} }