@misc{oai:repo.qst.go.jp:00070332, author = {澤井, 知子 and 山内, 一己 and 島田, 義也 and 柿沼, 志津子 and 澤井 知子 and 山内 一己 and 島田 義也 and 柿沼 志津子}, month = {Nov}, note = {発がんの原因の一つは遺伝子に生じる変異である。本研究グループでは、エチルニトロソウレア(ENU)誘発マウス胸腺リンパ腫(TL)の発生には閾値があること、また、TLの発生が認められない閾値用量のENU処理では長期飼育によって肺がんが発生することを明らかにした。このような臓器特異的な感受性や発生時期の違いが、ENU投与後生じる遺伝子の変異蓄積においても認められるかどうかを明らかにするため、変異解析用gpt-deltaマウスを用いて解析した。4週齢のマウスにそれぞれ、0.8-200 ppmのENUを4週間飲水投与し、投与後8週間後(16週齢)の胸腺と肺からDNAを調整しgpt遺伝子に生じた突然変異体数頻度(MF)を算出した。胸腺では、TLを誘発するENU 200ppmの投与により非処理群に比べMFは15倍に増加し、閾値以下の50 ppmでも予想に反して6倍に増加した。発がんの閾値より突然変異の閾値が低用量側にあることが示された。一方、肺では、発がんが見られた50 ppmでもMFは非処理群と同程度であった。肺がんの発生はTLの発生に比べて時間がかかるため、ENU投与後8週間後の肺では変異はまだ蓄積していないことが示された。各臓器における発がん時期の違いには、変異蓄積速度が影響することが示唆された。本研究の一部は、日本化学工業協会が推進するLRIにより支援されました。, 日本環境変異原学会台39回大会}, title = {遺伝毒性発がん物質(エチルニトロソウレア)投与による突然変異蓄積の臓器依存性}, year = {2010} }