@misc{oai:repo.qst.go.jp:00070310, author = {高橋, 桃子 and 野口, 実穂 and 平川, 博一 and 岡安, 隆一 and 高橋 桃子 and 野口 実穂 and 平川 博一 and 岡安 隆一}, month = {Oct}, note = {腫瘍治療法の一つである放射線治療は、他の治療法と比較して患者への負担が少ないことが利点である。しかしながらX線を使用した従来の治療法の場合、放射線単独での固形腫瘍の治療は困難であるのが現状である。放射線医学総合研究所にある重粒子加速器HIMAC (heavy ion medical accelerator in Chiba)では、炭素イオン線による腫瘍治療が行われている。腫瘍以外の臓器への影響が小さく、腫瘍に対して効率的に照射が可能なこと、従来のX線等と比較して治療効果が高いことからその有用性が期待されている。その一方で、従来のX線による放射線治療に加えて、薬剤を併用することにより腫瘍をより効果的に治療するための研究もすすめられている。その中で、野口らは放射線応答で重要な役割を持つシグナル分子に着目した。Hsp90 (heat shock protein 90)はそのような分子の一つであり、ストレスによって発現が増加することが知られている。Hsp90を阻害することにより、下流にある癌化関連タンパク質の発現も抑えられることが考えられる。このことから野口らは、Hsp90の分子治療標的薬剤である17 – allylamino – 17 - demethoxygeldanamycin (17AAG)を用いて、X線との併用による放射線増感効果を検討した (Noguchi et al., Biochem Biophys Res Commun, 2006)。その結果、腫瘍細胞に対してのX線との併用による有意な治療効果をみることができた。これを踏まえて、炭素イオン線を用いて17AAGとの併用による治療効果をマウスのin vivoモデルで検討し、X線でのin vivoモデルの実験結果、in vitroでの実験結果と比較して発表する。, 日本放射線影響学会第53回大会}, title = {マウス移植腫瘍モデルによるHsp90阻害剤17AAGの放射線増感効果}, year = {2010} }