@misc{oai:repo.qst.go.jp:00070308, author = {岡本, 美恵子 and その他 and 岡本 美恵子}, month = {Oct}, note = {【背景と目的】18番染色体のコンソミックMinマウスを用いた昨年度までの解析から、放射線による腫瘍誘発効果は照射時の週齢に大きく依存し、7週齢照射個体では2週齢照射において認められる誘発効果がほとんど認められないこと、しかし一方で、発生した腫瘍における18番染色体のLOH解析から、7週齢照射マウスにおけるLOHパターンは、自然発生腫瘍に特有の染色体全域にわたるLOHと2週齢照射に特有の介在欠失タイプのLOHが混在していることが明らかになった。このことは腫瘍誘発の認められない7週齢での照射においても、照射に起因するDNA損傷が標的細胞中に存在しないわけではないことを示唆する。この潜在損傷の存在を証明するために、放射線と大腸特異的なプロモーターであるDSSの併用実験を行った。【方法】B6-MinマウスとコンソミックMinマウスに2週齢又は7週齢でX線照射した後、種々の時期に1%DSSを飲水投与し、腫瘍発生の様子を観察した。【結果と考察】7週齢で照射しその1週間後にDSS投与を行うと腫瘍発生数は大きく増加し、X線とDSSの相乗効果が認められた。しかし、この相乗効果はX線とDSS投与の間隔を4週間にまで広げるとほとんど認められなくなった。同様の現象は2週齢照射の場合にも認められた。2週齢照射の4週間後にDSSを投与すると有意な相乗効果が認められたが、6週間後の投与ではその効果は大幅に減少していた。これらの結果はX線による損傷が一定期間残存し、2次的な刺激によって腫瘍形成を引き起こしうること、この残存損傷は時間とともに減少していくことを示唆する。, 日本放射線影響学会第53回大会}, title = {Minマウス消化管における放射線発がん機構の解析}, year = {2010} }