@misc{oai:repo.qst.go.jp:00070296, author = {辻, 厚至 and 須尭, 綾 and 吉田, 千里 and 須藤, 仁美 and 小泉, 満 and 佐賀, 恒夫 and 辻 厚至 and 須尭 綾 and 吉田 千里 and 須藤 仁美 and 小泉 満 and 佐賀 恒夫}, month = {Oct}, note = {中性子捕獲療法(BNCT)が奏功するには、硼素化合物(boronophenylalanine(BPA)等)の腫瘍への取込が高く、正常組織への取込が低いことが求められる。したがってBNCT適応患者の選択には、硼素化合物の腫瘍と正常組織への取込を事前に推定することが重要で、このような目的にはPET診断が有用だと考えられる。現在、18F-BPA-PETが使用可能であるが、18F-BPAの合成は容易でなく、広く臨床で使用されるには至っておらず、汎用性の高いPETトレーサーの選択が求められている。本研究では、BPAの取込を評価できるPETトレーサーの探索に向けた基礎検討を行った。[方法] 3H-BPA 、BPAと同じトランスポーターで取り込まれるアミノ酸プローブの14C-Methionine(MET)および3H-phenypalanine(PA)、糖代謝プローブである14C-FDG 、細胞増殖プローブである3H-FLTの細胞内取込を、増殖速度の異なる4種のヒト癌細胞株で比較検討し、さらに、BPA、PA、METの体内動態を中皮腫モデルマウスで評価した。[結果・考察]PA、METの細胞内取込は細胞種間の差が小さい傾向があり、FLTとFDGの取込は細胞種差が大きい傾向があった。BPAの取込は、PAとMETより少し低い傾向がみられたが、PAとMETと同様に細胞種差は小さい傾向がみられた。3種のアミノ酸プローブ(BPA、PA、MET)の中皮腫モデルマウスにおける体内動態を比較したところ、BPAの最大腫瘍内取込(SUV値)は、0.840.07で、PA(0.820.19)やMET(1.300.30)とほぼ同程度であった。METやPAといったアミノ酸プローブを用いてBPAの腫瘍集積性を推定できる可能性が示唆されたが、今後、癌種を増やした検討や腫瘍内分布の比較検討が必要である。, 日本放射線影響学会第53 回大会}, title = {硼素中性子捕捉療法の適応患者選択に資するPETプローブ探索に向けた基礎検討}, year = {2010} }