@misc{oai:repo.qst.go.jp:00070294, author = {柴田, 知容 and 蜂谷, みさを and 浅田, 眞弘 and 今村, 亨 and 明石, 真言 and 柴田 知容 and 蜂谷 みさを and 明石 真言}, month = {Oct}, note = {Fibroblast growth factor 1 (FGF1)、FGF2は、放射線被ばくによる障害に対して防護効果がある。FGFCはFGF1/FGF2のキメラ蛋白質であり、FGF1よりも構造的に安定であり、放射線による腸管障害においてFGF1よりも高い放射線防護効果を有することを我々は示してきており、高線量被ばく後の生存や他の臓器への影響について詳細な検討を進めている。今回、照射マウスの生存率に与えるFGF1及びFGFCの影響について、被ばく線量と投与量について比較した。まず骨髄死をもたらす線量に近い7 Gyで解析を行った。雄のBalb/cマウスに、線量率0.53 Gy/minのγ線全身照射を行なった。LD100/30相当線量である7 Gy照射後30日の生存率は、照射24時間前投与では、両群共に投与量12 μg/mouseで対照群に比べ有意な増加を示したが、両群間には差は認められなかった。一方、照射1時間後投与ではFGF1は14 μg/mouseの投与量で有意な増加を示した。これに対しFGFCは14 μg/mouse投与量でも効果が認められなかった。次に、本来は腸管死をもたらす線量である11 Gyで、骨髄移植(BMT)とFGFとの併用効果について調べた。LD100/10相当線量である11 Gyでの全身照射では、24時間後にBMTを行っても照射後30日の生存率には増加が認められなかったことから、主な死亡理由は腸管障害にあると考えられたが、FGFCを14 μg/mouse照射前投与しておくと、BMT単独群と比べて有意に高い効果を示した。これに対しFGF1では効果がみられなかった。今後、BMTを併用しない場合の生存率などを比較解析することにより、BMTとの併用によるFGFCやFGF1の放射線防護効果を評価し、その機序や、2つのFGFの効果の違いについて、解析を進めていく。, 日本放射線影響学会第53回大会}, title = {マウス生存率におけるキメラ蛋白質FGFCの放射線防護効果}, year = {2010} }