@misc{oai:repo.qst.go.jp:00070176, author = {関根, 絵美子 and 于, 冬 and 二宮, 康晴 and 岡安, 隆一 and 安西, 和紀 and その他 and 関根 絵美子 and 于 冬 and 二宮 康晴 and 岡安 隆一 and 安西 和紀}, month = {Jun}, note = {スルフォラファンはブロッコリースプラウトの中に見つけられた物質であり、高濃度で使用すると細胞周期を停止させることやアポトーシスを誘導するなどの抗腫瘍効果を持つことが知られている。以前、我々はスルフォラファンの抗腫瘍効果のメカニズムとして、薬剤単独でDNA損傷を引き起こすことで癌細胞を細胞死に導いていることを見出した。さらに、スルフォラファンをX線照射と併用することで放射線増感効果があることを見出し、そのメカニズムはX線照射後のDNA損傷の修復をスルフォラファンが阻害することによるということが分かった。最後に我々は、スルフォラファンと重粒子線(炭素線;290 MeV/n, LET 70 KeV/μm)との併用における効果について検討した。子宮頚部癌細胞を用い、スルフォラファンを放射線照射の前24時間処理し、照射後の細胞生存率、細胞周期、DNA損傷の修復に対する影響について検討した。また、ヌードマウスの下肢にヒト腫瘍を移植したモデルにおいて腫瘍の治療効果に与える影響を調べた。スルフォラファンを連続8日間マウスの腹腔に注射し、放射線は4日目に局所照射した。細胞実験、動物実験において、スルフォラファン処理した放射線との併用グループでは、放射線単独や薬剤単独に比べて顕著な腫瘍増殖の抑制が観察された。本研究により、重粒子線治療においてもスルフォラファンを併用する治療が有用であるという知見を得た。, 第63回日本酸化ストレス学会}, title = {抗腫瘍薬スルフォラファンの重粒子線照射治療との併用における効果の検討}, year = {2010} }