@misc{oai:repo.qst.go.jp:00070107, author = {長谷川, 純崇 and 齋藤, 茂芳 and 古川, 高子 and 青木, 伊知男 and 佐賀, 恒夫 and 長谷川 純崇 and 齋藤 茂芳 and 古川 高子 and 青木 伊知男 and 佐賀 恒夫}, month = {May}, note = {アスベストによる悪性中皮腫の増加が世界的に大きな健康問題となっている。中皮腫は難治がんではあるが早期発見により治療成績が向上することが知られており、疾患選択的な早期画像診断法確立が望まれている。我々は、中皮腫細胞のがん生物学的研究を通じて1)、中皮腫の分子特性を明らかにし、その知見に基づいた画像診断法の開発に取り組んでいる。 ヒト中皮腫細胞において正常中皮に比べてマンガンスーパーオキシドディスミュターゼ(Mn-SOD)が高発現していることを我々は見出している2)。MRI造影効果を持つマンガンがMn-SODと結合することからマンガン造影により中皮腫が選択的に検出できるのではないかと考え、マンガン増感MRIによる中皮腫イメージングの可能性を検討した。 Mn-SOD高発現中皮腫細胞に塩化マンガンを添加したところ、正常中皮細胞や低発現中皮腫細胞と比べてマンガンが高濃度に細胞内蓄積することが明らかとなった。皮下腫瘍でも同様な結果が得られた。胸腔内中皮腫モデルマウスを使った実験でも、塩化マンガンの全身投与により直径わずか1ミリ前後の微小な中皮腫が造影され、その検出に成功した。更に、臨床で用いられているマンガン造影剤でのイメージングにも成功した。これらの結果より、中皮腫イメージングとしてマンガン増感MRIが有効である可能性が示された。, 第5回日本分子イメージング学会総会・学術集会}, title = {マンガン増感MRI:中皮腫イメージングとしての可能性}, year = {2010} }