@misc{oai:repo.qst.go.jp:00070073, author = {松本, 謙一郎 and 中西, 郁夫 and 安西, 和紀 and 松本 謙一郎 and 中西 郁夫 and 安西 和紀}, month = {Mar}, note = {【目的】放射線医学総合研究所の大型医療用加速器、通称HIMAC(Heavy-Ion Medical Accelerator in Chiba)で重粒子線癌治療が開始されてから既に15年が経過し、登録患者数も延べ4500人以上に達した。重粒子線癌治療の全国的な普及を目指し、普及小型化装置の第一号機の完成も間近に迫っている。これに基づき、これまで以上の治療効果とQOLの向上が求められている。我々は放射線が生じる活性酸素の生成を制御することがその鍵となると考えて研究を進めてきた。活性酸素の発生量や発生箇所をとらえ、治療時に正常組織を保護することが効率的な治療に繋がる。しかし重粒子線ではそのLETと線量が試料内部で急激に変化していて特徴的な分布を見せるため、活性酸素の生成量と分布を単純に予測することが難しい。そこでゼラチンで固めた試料に重粒子線を照射して、試料内で生じるフリーラジカルを検出しようと試みた。今回はヒドロキシルラジカルの検出を試みた。 【方法】80 ℃に加熱した0.1 M PB(pH7)に粉末ゼラチンを3.5%の濃度で加えて溶かした。室温になるまで冷ましたのち、TEMPOL-Hを0.1 mMになるように、あるいはDMPOを30 mMになるように加えて溶かした。この溶液をプラスチック製の細胞培養フラスコに入れて、冷蔵庫で2時間ほど冷やし固めた。この試料の側面から炭素線を照射した。試料表面のゼラチンをキャピラリーに吸い取りX-band EPR(JEOL)で測定し、生成したTEMPOLあるいはDMPO-OHの量を調べた。 【結果および考察】重粒子線によるヒドロキシルラジカルの生成量は比較的少なく、むしろスーパーオキサイドや過酸化水素の生成が多いと考えられた。, 日本薬学会第130年会}, title = {重粒子線の生成するヒドロキシルラジカルの検出}, year = {2010} }