@misc{oai:repo.qst.go.jp:00070061, author = {中山, 文明 and 梅田, 禎子 and 後藤, 恵美 and 浅田, 眞弘 and 鈴木, 理 and 今村, 亨 and 明石, 真言 and 中山 文明 and 梅田 禎子 and 明石 真言}, month = {Mar}, note = {FGFは細胞の増殖・分化など様々な生命現象の制御に働いていることが示されており、再生医療でもその機能を利用できる分子とプロトコールの開発が期待されている。FGF1は上皮細胞特異的に発現するFGFR2bに対しても強い活性を示すものの、その不安定性や強いヘパリン依存性などの為に医薬となっていない。そこで我々はFGF1/FGF2キメラタンパク質を創生し(Imamura他, BBA, 1995)、その至適化分子FGFCがFGF1よりも構造的に安定であり、FGF1と同様に全サブタイプのFGF受容体を刺激できることを示してきた。しかも、FGFCはヘパリンを加えない単独投与でも、FGF1に比べて極めて強力な上皮細胞増殖促進作用を有するため、in vivoでも強力な生物学的活性が期待された。今回FGFCとFGF1の放射線照射後の小腸クリプト再生効果を比較検討した。方法はFGFCとFGF1を各々、BALB/cマウス腹腔内に照射24時間前または後に投与し、γ線照射後3.5日でクリプトの生存数を数えた。その結果、ヘパリンなしでもFGFCはFGF1よりも著明にクリプト再生を促進した。特に、照射後投与ではFGFCのみクリプト再生の促進が認められた。しかも、クリプトにおけるBrdUの取り込みの増加、クリプト深さの増加、上皮細胞の分化の亢進も認められた。以上、FGFCはin vivoでもヘパリンの添加なしに強力に小腸クリプト細胞の増殖分化を誘発することが示され、クリプト再生を介して小腸放射線障害の改善にも有効であることが示唆された。, 第9回日本再生医療学会総会}, title = {小腸クリプト再生に対するFGFキメラタンパク質のヘパリン非依存性効果について}, year = {2010} }