@misc{oai:repo.qst.go.jp:00070037, author = {松本, 孔貴 and 小池, 幸子 and 鵜澤, 玲子 and 平山, 亮一 and 崔, 星 and 高瀬, 信宏 and 安藤, 興一 and 岡安, 隆一 and 古澤, 佳也 and 松本 孔貴 and 小池 幸子 and 鵜澤 玲子 and 平山 亮一 and 崔 星 and 高瀬 信宏 and 岡安 隆一 and 古澤 佳也}, month = {Nov}, note = {放医研における炭素線治療は4500件を越え、その中で悪性黒色腫(メラノーマ)のように優れた局所制御が得られながら遠隔転移により生存率が低下する例が見られる。今後の放射線治療において転移の制御は重要な課題であり、基礎的に転移に対する放射線の効果を明らかにする必要性がある。本研究では、高転移能を持つマウスメラノーマ細胞の重粒子線及び光子線に対する感受性を明らかにし、転移抑制効果について検討する。高転移能株としてB16/BL6細胞を用いた。重粒子線は290MeV/uで加速された炭素線、光子線はX線またはγ線を用いた。 細胞生存率曲線の結果から、B16/BL6はX線に対して非常に大きな肩を持ち、炭素線のRBEは1.6であった。Wound-healing assayの結果からは、照射により水平方向の遊走能が亢進される傾向が観察された。一方、Boyden chamber assayから、垂直方向の遊走能がX線照射後有意な変化を示さないのに対し、炭素線により抑制される結果が得られた。また、Matrigel invasion assayから、炭素線により浸潤能が抑制される結果が得られた。 in vivo-in vitro assayを用いて腫瘍内B16/BL6細胞の感受性を求めた結果、腫瘍状態で照射された細胞は炭素線に対しても非常に大きな肩を有し、γ線に対する炭素線のRBEは1.9であった。また、腫瘍増殖遅延解析の結果からは、3.7と非常に大きなRBEが得られた。さらに自然肺転移モデルを用いた実験から、炭素線照射後はγ線に比べより低い線量で顕著な肺転移結節数の減少が観察された。加えて炭素線照射群では、非照射及びγ線照射群に比べて顕著なマウス生存率の延長が見られた。以上の結果から、炭素線などの高LET放射線はγ線やX線などの光子線に比べ有意に転移を抑制する可能性が示唆された。, 日本放射線影響学会第52回学会大会}, title = {高転移能を有するマウス悪性黒色腫由来細胞に対する重粒子線と光子線の効果}, year = {2009} }