@misc{oai:repo.qst.go.jp:00069961, author = {劉, 翠華 and 鈴木, 雅雄 and 鶴岡, 千鶴 and 野島, 久美恵 and 古澤, 佳也 and 劉 翠華 and 鈴木 雅雄 and 鶴岡 千鶴 and 野島 久美恵 and 古澤 佳也}, month = {Nov}, note = {【目的】悪性中皮腫とは、胸腔又は腹腔の内側を覆う膜に悪性がん細胞が形成される病気である。これは1870年にすでに確認され、1960年までには中皮腫とアスベストの関係が明確であることが指摘された。潜伏期間は20〜40年と言われており、1949年から1979年までアスベストは広範囲で使われていたため、これから悪性胸膜中皮腫患者さんの人数は年々増加し、2020年にはピークに達すると推測されている。悪性中皮腫の進行速度は速く 予後が大変悪い腫瘍の一種であり、生存期間は6〜8ヶ月と非常に短い。我々は、ヒト悪性中皮腫細胞に対するX線及び重粒子線の放射線感受性調べた。更に中皮腫細胞の放射線感受性と染色体数との相関関係について検討を行った。【結果と考察】炭素線の二つLETのD10 値およびX線のD10 値をplotした結果は,X線のD10値と低LETの炭素線のD10値は直線相関するが、高LETの炭素線のD10値とは直線相関しなかった。X線のD10値に従って高LETの炭素線のD10 値は緩やかに増加し、高LETの炭素線に対しては、他の部位由来のがん細胞株と同様に放射線感受性が高くなったことが判った。各種類中皮腫細胞の染色体平均数は48〜95本と幅の広い分布を取った。異なる中皮腫細胞株間の染色体数に違いがあると共に、一つの細胞株においても幅の広い染色体数の分布を取ることが判った。平均の染色体数に対するX線、炭素線のD10値をplotした結果は、一種類の細胞株を除いていずれの細胞のD10 値も染色体数に依存しないことが判った。以上の結果は、鈴木とSchwartz et al らが報告した、DNAの量あるいは染色体の数と放射線感受性が関係ない、とする研究結果と一致している。, 日本放射線影響学会第52回大会}, title = {X線および重粒子線照射された中皮腫細胞の放射線感受性と染色体数相関関係の検討}, year = {2009} }