@misc{oai:repo.qst.go.jp:00069956, author = {石原, 弘 and 田中, 泉 and 薬丸, 晴子 and 田中, 美香 and 石渡, 明子 and 横地, 和子 and 柴田, 知容 and 蜂谷, みさを and 明石, 真言 and 石原 弘 and 田中 泉 and 薬丸 晴子 and 田中 美香 and 石渡 明子 and 横地 和子 and 柴田 知容 and 蜂谷 みさを and 明石 真言}, month = {Nov}, note = {小腸は放射線に感受性であり、12Gyを大幅に超える高線量放射線による局所もしくは全身被ばくにより、クリプトもしくは微小血管内皮細胞のアポトーシスを介した重篤な障害を受けることが知られている。我々はマウスをモデルとした実験系を使用して、高線量放射線により障害を受けた腸管の再生に寄与する医薬品を検索した。  頭部〜肋骨領域を遮蔽したC3H/Heマウスに、15.7GyのX線(0.53~0.57 Gy/min)を照射して腸管全体を被ばくさせた。その際、概日リズムの影響を抑えるために、各処理群の構成個体が同一の照射時刻となるように設定した。そして、照射の翌日から栄養駅および薬剤を10日間連日投与して小腸粘膜における遺伝子発現、組織の状態解析、および生残率から薬効を判定した。照射後1〜4日に粘膜組織の再生は見られず、5日後以降BrdU取り込みクリプト組織が急速に拡大した。それに先だって4日後にクリプト組織のマーカーとなるmyb RNA発現レベルが増加した。照射8日後に新生組織で粘膜全体が覆われた個体は体重が増加し、その後28日後まで生存した。薬剤を投与せずに栄養液のみを投与したマウスの生存率は約60%であった。  種々の医薬品を投与して効果を比較したところ、蛋白同化ステロイドである19-nortestosteroneの投与により腸管粘膜における4日後のmyb RNA発現量、5日後のBrdU取り込み細胞数、ならびに生存率は有意に増加した。一方、卵胞ホルモンであるestradiolは逆の効果を呈し、雄性ホルモン受容体刺激が腸管再生に寄与することが示された。昨年度の本大会では腸管平滑筋弛緩薬の改善効果を報告したが、こうした既存医薬品の複合投与により、放射線被ばくした腸管障害の治療に有用であることが示唆された。, 日本放射線影響学会第52回大会}, title = {高線量放射線により障害を受けた小腸粘膜の蛋白同化ステロイドによる再生促進}, year = {2009} }