@misc{oai:repo.qst.go.jp:00069951, author = {田中, 泉 and 薬丸, 晴子 and 田中, 美香 and 石渡, 明子 and 佐藤, 明子 and 横地, 和子 and 鈴木, 桂子 and 石原, 弘 and 田中 泉 and 薬丸 晴子 and 田中 美香 and 石渡 明子 and 佐藤 明子 and 横地 和子 and 鈴木 桂子 and 石原 弘}, month = {Nov}, note = {造血組織は放射線感受性が高く、放射線被ばくによる組織障害が明瞭に現れやすい組織である。造血組織における初期障害の定量化は、被ばく障害の程度を予測するための指標となることが期待されている。我々は、組織におけるRNAの定量精度を高め、p21(waf1), mdm2, bax, pumaおよびc-mycを指標としてX線照射線量と遺伝子発現量の相関を調べた。  鋳型RNA量の管理、逆転写反応条件の最適化、標準plasmidの使用、およびreal-time PCRの偏差管理により、指標遺伝子/gapdhのmRNA比を求めることで、再現性の良い微量RNA測定方法を確立した。第一の測定モデル系として、マウスマクロファージ系細胞であるRAW264.7細胞を使用した。この細胞にX線を照射したところ、2時間後にapoptosisの指標であるpuma mRNA量の増加が見られた。4時間後には増殖抑制の指標であるmdm2およびp21のmRNA量の増加と、増殖の指標であるc-myc mRNA量の減少が見られた。各種mRNAのgapdh比は0.1Gyから1.0Gyにかけて線量依存性を示した。mdm2とp21の一過性増加、およびc-myc mRNAの減少は、BrdU取り込み細胞の減少速度と一致した。また、TUNEL陽性細胞の増加ピークは、puma mRNAの増加ピークよりも後の4時間後に見られた。第二の測定モデル系として、X線を全身照射したC3H/Heマウスから採取した微量の末梢血液および骨髄細胞を使用した。照射4時間後では、p21, mdm2, baxおよびpuma mRNA量は線量依存的に増加し、c-myc mRNA量は減少した。照射時刻を一定とした場合では、0.1Gyから1.0Gyにかけて線量依存性を示した。末梢血液では概日リズムの影響により照射時刻の違いで発現量が著しく変動した。一方、骨髄細胞では、bax, pumaの発現は概日リズムの影響をあまり受けなかった。  以上のことから、適切なRNAを選択し高精度定量することにより細胞の障害程度が早期に推定できるのみならず、被ばく線量推定への利用の可能性が示唆された。, 日本放射線影響学会第52回大会}, title = {高精度RNA定量に基づくマウス造血系細胞における指標遺伝子発現量の放射線照射線量依存性の測定}, year = {2009} }