@misc{oai:repo.qst.go.jp:00069851, author = {太田, 有紀 and 長尾, 慶和 and 金子, 由美子 and 矢野, 浩子 and 林, 真美 and 塚本, 智史 and 鬼頭, 靖司 and 太田 有紀 and 長尾 慶和 and 金子 由美子 and 矢野 浩子 and 林 真美 and 塚本 智史 and 鬼頭 靖司}, month = {May}, note = {【目的】放射線医学総合研究所で維持されているC3H/HeNrsは、高カルシウム濃度([Ca2+]=5.1mM)のmHTFにて高い体外受精(IVF)率を示す(Kito et al., Com. Med. 54:564)一方で、受精時に第二極体(PBII)放出が約20%と有意に抑制されることを我々は報告した(太田ら、第101回日本繁殖生物学会大会)。本報では、第一にこのPBII放出抑制現象が、C3H系統特異的な現象であるかを調べた。C3H系統は、医学生物学研究上重要な系統であり、多数の亜系統に分岐してきた歴史がある。そこで次に、日本国内で入手可能な様々なC3H/He亜系統を用い、PBII放出抑制現象がC3H/HeNrs特異的な現象か否かを比較・検討した。 【方法】系統間差については、C57BL/6JNrsおよびB6D2F1系統を、亜系統間差についてはC3H/HeSlc、C3H/HeJYokSlc、C3H/HeNSlc(Japan SLC, Inc.)、C3H/HeJJcl、C3H/HeNJcl(CLEA Japan, Inc.)およびC3H/HeNCrlCrlj(Charles River Japan, Inc.)の6亜系統を用いた。これらの各系統について、様々なCa2+濃度下(1.7-6.8mM)IVF時におけるPBII放出について調べた。受精時の浸透圧は3035 mOsmolsで一定に保ち、受精の観察は媒精5時間後に行った。 【結果および考察】系統間比較では、C57BL/6JNrsおよびB6D2F1両系統において、どのCa2+濃度においてもPBII放出は増加しなかった。一方、亜系統間比較では、N亜系統およびC3H/HeSlc亜系統において、C3H/HeNrs同様にPBII放出抑制受精卵が、6.8mM [Ca2+]にて有意に増加した(6.8mM [Ca2+]にて24-44%)。一方、J亜系統では、6.8mM [Ca2+]にて有意なPBII放出抑制は見られなかった(6.8mM [Ca2+]にて10%)。以上の結果から、高Ca2+濃度下IVF時のPBII放出抑制現象は、C3H系統特異的であること、またC3H亜系統では、NIH由来のN亜系統およびC3H/HeSlc亜系統に特異的な現象であることが明らかになった。, 第56回日本実験動物学会総会}, title = {高Ca2+濃度下マウス体外受精時の第二極体放出抑制現象の系統および亜系統特異性}, year = {2009} }