@misc{oai:repo.qst.go.jp:00069814, author = {大久保, 悠 and 岩川, 眞由美 and 神宿, 元 and 和田, はるか and 清野, 研一郎 and 大久保 悠 and 岩川 眞由美 and 清野 研一郎}, month = {Jun}, note = {【目的】原発巣炭素イオン線照射の遠隔転移に対する効果、および免疫療法併用効果を明らかにする。 \n【材料と方法】(1)転移実験モデルとして、C3Hマウスに自然発生したマウス扁平上皮癌NR-S1を用いた。(2)C3Hマウスの下肢に、NR-S1腫瘍細胞を10^6個移植し、作成した径7.5mm固形腫瘍に対して、炭素イオン線(290MeV/u, spread-out Bragg peak (SOBP) 60mm)を6Gy一回照射した。照射後1.5日後に、α-GalCerでパルスした樹状細胞約1.5×10^6個を、上記下肢腫瘍に局注した。比較対象として、コントロール(無処置)群、免疫療法単独群、炭素イオン線照射単独群を設定し、4群間で局所効果および遠隔転移出現頻度について比較検討を行った。(3)局所効果は、腫瘍体積で判定し、照射後2週間、腫瘍径を測定した。(4)転移能は、肺転移数で評価した。照射2週間後に両側肺を摘出し、肺表面の転移結節数を肉眼的に測定した。また画像解析ソフトを使用し、肺転移巣の表面積についても測定を行った。(5)4群間の統計解析にはSteel-Dwass法を用いた。 (6)局所腫瘍および肺転移巣に関して、HE染色での病理学的観察も行った。 \n【結果】炭素イオン線照射後の原発巣の体積は、コントロール群と比較して縮小傾向にあるものの有意差は認められず、また免疫療法併用の有無による違いは認められなかった。肺転移数はコントロール(無処置)群と比較して介入群では有意に減少しており、また炭素イオン線照射単独群と比較して、免疫療法併用群は有意に肺転移を抑制した(コントロール群:168±54個、免疫療法単独群:44±23個、炭素イオン線照射単独群:46±32個、炭素イオン線照射・免疫療法併用群:3±2個(±SD))。また肺転移巣の腫瘍表面積の比較検討についても同様の4群間の差異を認めた。肺転移につき、更に病理組織学的検討を行い、その作用機序につき、考察を加えた。 \n【まとめ】C3Hマウス扁平上皮癌の転移実験モデルにおいて、炭素イオン線照射と免疫療法の併用療法は、単独治療群と比較して有意に肺転移を抑制した。, 第13回日本がん免疫学会総会}, title = {マウスモデルを用いた炭素イオン線照射・樹状細胞療法併用による肺転移抑制効果}, year = {2009} }