@misc{oai:repo.qst.go.jp:00069759, author = {相良, 雅史 and 辻, 厚至 and 曽川, 千鶴 and 須藤, 仁美 and 須尭, 綾 and 菊池, 達矢 and 小高, 謙一 and 國領, 大介 and 青木, 伊知男 and 河野, 健司 and 小泉, 満 and 佐賀, 恒夫 and 相良 雅史 and 辻 厚至 and 曽川 千鶴 and 須藤 仁美 and 須尭 綾 and 菊池 達矢 and 小高 謙一 and 國領 大介 and 青木 伊知男 and 小泉 満 and 佐賀 恒夫}, month = {May}, note = {【背景と目的】近年のDDS(drug delivery system)の進展により、抗がん剤のがんへの集積や副作用低減の手段としてリポソームが注目されており、ドキシルなどが実用化されている。河野らが開発した温度感受性リポソームは体温よりわずかに高い温度で崩壊し、内包する薬剤を目的の位置で放出することが可能なシステムである。青木らはこの温度感受性リポソームを用いてMRIと蛍光による複合機能プローブを開発し、マウス腫瘍モデルにおいて加温トリガーによる放出とその可視化に成功している(第3回分子イメージング学会P1-1)。臨床への応用にはヒトにおいても腫瘍への集積を確認することが必要であり、そのためには感度や定量性に優れた放射線標識が有効であると考えられる。そこで、本研究では温度感受性多機能リポソームに放射線標識を行い、マウス腫瘍モデルでの体内動態を調べ、腫瘍への集積の定量を試みた。  【対象と方法】脂質膜にPEGおよびローダミンを有し、内部にマンガンおよびテクネシウム-99mを包含する温度感受性リポソームを作製した。マウス腫瘍モデルはcolon26細胞(1×106個)をBALB/c nudeマウスの下肢近傍皮下に移植し たものを用いた。撮像にはGCA-9300A(Toshiba社)を用い、投与0.5, 2, 6, 15時間後のプラナー像および18時間後のSPECT画像を得た。また、IVIS Lumina(Xenogen社)を用いて蛍光イメージングを撮 像した。さらに、投与1, 3, 6, 18時間後に安楽死させたマウスの腫瘍および他の臓器を摘出して放射能の組織分布を測定した(n=5)。  【結果と考察】リポソーム投与後、蛍光イメージングおよびプラナー像でリポソームの組織への分布を観察したところ、6時間後以降で腫瘍への集積が確認された。また、リポソームの体内動態を調べ、腫瘍と他の臓器の組織分布を定量したところ、SPECT画像と一致する体内分布が確認された。投与18時間後においても腫瘍へのリポソームの集積の増加が確認されたことから、治療計画の情報を得られることが明らかとなった。本手法は温度感受性多機能リポソームを用いた臨床応用を実現する手法として有用であると考えられた。, 第4回日本分子イメージング学会}, title = {温度感受性多機能リポソームによるSPECT/蛍光イメージング}, year = {2009} }