@misc{oai:repo.qst.go.jp:00069684, author = {花本, 香奈 and 富安, もよこ and 相田, 典子 and 小畠, 隆行 and その他 and 森 香奈 and 富安 もよこ and 相田 典子 and 小畠 隆行}, month = {Sep}, note = {【目的】1H-MRSデータにより脳内代謝物の絶対濃度を知ることで神経疾患などのより詳細な評価が期待できる。ファントムおよび小児脳内の代謝物の定量化を行なう事を目的とする。 【検討対象】NAA水溶液(50mM)ファントム,小児神経疾患5例(8ケ月〜14歳) 【使用機器】SIEMENS MAGNETOM Avanto 1.5T,FlexまたはHead Coil 【撮像条件,検討方法】STEAMおよびPRESS法,TR5000ms,TE20または30ms,Voxel10−30ml,NEX4−6,Water sat. onおよびWater sat. offにて同一部位を測定し、水と代謝物との信号比より脳内代謝物の絶対濃度を求めた(Water-Scaling法)。LCModelにて解析。 【結果】ファントムのNAA推定濃度は、水信号の濃度を純水(55.56M)と考えた場合に43mM程度になった。小児脳内代謝物は、基底核または半卵円中心の領域において、クレアチン(Cr): 3.47 – 6.76mM、コリン(Cho): 0.86 – 1.91mM、NAA+NAAG: 3.73 – 7.95mMと推定された。 【考察】ファントムのNAA推定濃度が実際よりも低かったのは、ファントムの水のT2緩和時間が生体と比較して長いことが考えられる。小児の推定濃度は既知の文献値よりもやや低めの値となったが、小児の脳内水分含有量は大人と比べて高いことが報告されており、今回得られた値は実際よりも低く見積もられている可能性がある。さらに小児の代謝物濃度が大人と異なることも考えられる。 【結語】Water-Scaling法を用いて1H-MRSデータから脳内代謝物の絶対濃度の推定が可能である。小児脳内代謝物の正確な絶対濃度を求めるため、対象者のプロトン密度画像も測定し、MRSにおける選択体積の水分含有量を求めることが必要であると考えられる。, 日本磁気共鳴医学会大会}, title = {1H-MRS法を用いた脳内代謝物の絶対濃度測定 -シーメンス1.5T MR装置における定量化の試み-}, year = {2008} }