@misc{oai:repo.qst.go.jp:00069644, author = {倉持(小見), 明子 and 本田, 絵美 and 萩原, 亜紀子 and 木村, 美穂 and 鈴木, 理 and 浅田, 眞弘 and 中山, 文明 and 明石, 真言 and 今村, 亨 and 萩原 亜紀子 and 中山 文明 and 明石 真言}, month = {Dec}, note = {Fibroblast growth factor (FGF)ファミリーは細胞の増殖・分化や代謝調節を通じて様々な生命現象の制御に働いていることが示されており、その機能を医薬として利用できる分子とプロトコールの開発が期待されている。これまで我が国ではFGF2だけが医薬化されているが、その機能を包含しつつ、より標的細胞の範囲が広いFGF1の機能を有する医薬を創出できれば、その有用性は極めて高いと期待される。FGFはヘパラン硫酸または類縁体のヘパリンの共存下でFGF受容体(FGFR)と結合してシグナル複合体を形成し、生物活性を発揮すると考えられているが、FGF1については、さらに外来ヘパリンへの依存性が高いことや、分子として不安定であることなどから、医薬とはなっていない。今回、医薬化を指向してFGF1/FGF2キメラタンパク質の至適化を図り、安定性の高い分子を選択することが出来たので、その生物活性を評価した。特定のサブタイプのFGFRを強制発現させた細胞を用いて受容体特異性を評価した結果、本分子はFGF2が反応できないFGFR2bに対しても強い活性を示しただけでなく、FGF1と同様に全てのサブタイプのFGF受容体を刺激できることが示された。表皮角化細胞に対して、ヘパリン非存在下、存在下いずれにおいても、FGF1やFGF2よりも強い増殖刺激活性を示した。また、本分子をBALB/cマウスに腹腔内投与した後にガンマ線10 Gyの全身照射をしたところ、照射後3.5日における小腸cryptの生存率に改善が認められた。以上の結果から、本分子は安定型FGF医薬候補として、創傷治療や放射線障害の予防治療をはじめとする幅広い用途に有用であることが期待される。, BMB2008(第31回日本分子生物学会年会・第81回日本生化学会大会 合同大会)}, title = {安定型FGF医薬候補としてのFGFキメラタンパク質の生物活性の評価}, year = {2008} }