@misc{oai:repo.qst.go.jp:00069636, author = {有吉, 健太郎 and 柿沼, 志津子 and 西村, まゆみ and 高畠, 貴志 and 島田, 義也 and 有吉 健太郎 and 柿沼 志津子 and 西村 まゆみ and 高畠 貴志 and 島田 義也}, month = {Dec}, note = {近年、医療現場の中では放射線の利用は診断・治療に必要不可欠なものとなっている。そのような中、健常者に対する診断を目的として使用されるX線のリスク、とりわけ子供に対するリスクが議論されている。そこで本研究は、子供の放射線被ばくによる影響を調べることを目的として、幼児―発達期のマウスを用い、造血幹細胞・造血前駆細胞の放射線感受性を調べた。幼児期から発達期にかけて、骨髄中の造血幹細胞および造血前駆細胞の放射線感受性を調べるため、1週齢、3週齢、8週齢および14週齢C3H/Heマウスに放射線を照射し、脾コロニー形成法、培養性コロニー形成法による評価を行った。解析の結果、1週齢由来の造血幹細胞・前駆細胞は、他の週齢と比較して放射線感受性であることが明らかとなった(i.e. CFU-GMコロニー1週齢D0:1.6Gy、3週齢D0:3.0Gy、8週齢D0:3.0Gy、14週齢D0:3.65Gy)。近年の研究により、造血幹細胞の恒常性は、骨髄中で近接して存在しているストローマ細胞からの制御を受けて成立していることが明らかになっている。そこで、1週齢の放射線高感受性の原因が細胞環境によって生じている可能性を調べるため、骨髄細胞を採取後、体外にて放射線を照射して放射線感受性を調べた。解析の結果、体外照射では週齢の違いによる放射線抵抗性の違いに、顕著な差は認められなかった(i.e. CFU-GMコロニー1週齢D0:3.9Gy、14週齢D0:4.4Gy)。これらの結果から、1週齢の放射線に対する高感受性は、ストローマ細胞から分泌される、細胞死やDNA損傷修復に関与する因子のレベルが、他の週齢のマウスと異なることによるものではないかと考え、現在マイクロアレイによる遺伝子発現解析を進めている。, 題31回日本分子生物学会年回、第81回日本生化学会大会合同大会}, title = {幼児−発達期C3H/He マウス由来造血幹/ 造血前駆細胞の放射線感受性}, year = {2008} }