@misc{oai:repo.qst.go.jp:00069599, author = {鵜澤, 玲子 and 小池, 幸子 and 平山, 亮一 and 松本, 孔貴 and 古澤, 佳也 and 松藤, 成弘 and 安藤, 興一 and 鵜澤 玲子 and 小池 幸子 and 平山 亮一 and 松本 孔貴 and 古澤 佳也 and 松藤 成弘 and 安藤 興一}, month = {Nov}, note = {モノピーク炭素線照射によるマウス皮膚早期反応 \n重粒子線でのがん治療を行う際の早期のリスクとして皮膚障害を見過ごすことは出来ない。これまで治療に使う炭素線290MeV/u SOBPで分割照射を行い、炭素線では、光子線と違い、分割回数によって皮膚損傷の増加や減少が急激に起こる事(Ando et al.JRR 47; 167- (2006))を示してきた。しかしながら、SOBPではLETの分布が広く特定のLETと皮膚反応の関係を明確に示すことは出来ない。そのためLET分布の狭いモノピークで分割照射を行い、LETと分割回数による皮膚反応の関係を明らかにする。この実験で得られるデータは、将来の治療計画で、スポットビームでの照射を行う場合の基礎データに供する予定である。
\n材料と方法: C3H/He♀4ヶ月齢 炭素線290Mev/u モノピーク LET 13.6 , 28.4 , 43 , 58 keV/μm 対照Cs-γ線 マウスにネンブタール腹腔注射で麻酔後、照射板に固定 照射板越しにマウス後ろ足甲側にビームが当たるように照射 分割回数は1〜6回の6種類、それぞれ5ポイントの線量 最終照射日から14日後〜35日後まで皮膚反応を観察 Urano et al.IJROBP 15; 159- (1988)にしたがって皮膚反応を数値化、Ando et al.  JRR 46; 51- (2005)にしたがって解析を行った。(43 kev/μm での実験は現在測定中)
\n結果: LETが高くなると、分割による修復効果がなくなる。 Fe-plotからα/β比を求めるとLET13.6 keV/μm 28.4 keV/μmと、γ線ではそれほど大きな差はみられなかった。LET 58 keV/μmでは、2〜6分割から得られたプロットの延長上に、1回照射から計算したプロットが重ならず、α/β比を求められなかった。 γ線で行った同様の分割照射の結果を対照としてRBEを求めると、LETが 28.4 keV/μmより低い場合は、分割回数によって、RBEが大きく変わることはなかったが、LET 58 keV/μmでは、1回照射では3付近だったRBEが、2回以上分割照射では4〜4.5になり、大きな開きがみられた。この現象は、臨床の現場で、治療のための照射回数を減らす際に、分割照射でのRBEから予測した一回照射の線量では、充分効果が得られず、1回照射線量を増やしていることを裏付けるものとなった。, 日本放射線影響学会第51回大会}, title = {モノピーク炭素線照射によるマウス皮膚早期反応}, year = {2008} }