@misc{oai:repo.qst.go.jp:00069594, author = {甘崎, 佳子 and 平野, しのぶ and 柿沼, 志津子 and 山内, 一己 and 西村, まゆみ and 今岡, 達彦 and 島田, 義也 and 甘崎 佳子 and 坂入 しのぶ and 柿沼 志津子 and 山内 一己 and 西村 まゆみ and 今岡 達彦 and 島田 義也}, month = {Nov}, note = {【目的】ヒトはその生活環境において、タバコや食物、大気汚染物質など様々な発がん要因に常にさらされている。従ってヒトの放射線被ばくによる発がんも、放射線単独ではなくそれらとの複合影響の結果としてとらえる必要がある。すでに我々はX線とエチルニトロソウレア(ENU)の4週齢(思春期前)における同時曝露の影響について、マウス胸腺リンパ腫(thymic lymphoma:TL)の発生率と、がん抑制遺伝子Ikarosの変異を指標として解析し、第49回大会にて報告した。今回は8週齢(若成体期)における同時曝露実験を行い、発がん率や遺伝子の変異パターンを確認した。 【材料と方法】B6C3F1♀マウスに、8週齢から11週齢にかけてX線(0.2, 0.4, 0.8, 1.0Gy)を1週間間隔で計4回照射し、同時期にENU(50, 100, 200ppm)を飲料水として4週間投与した後TLの発生率を調べた。さらに、得られたTLについてIkarosの変異解析を行った。 【結果】1)TL発生率は4週齢での同時曝露と同様に、X線およびENUの単独曝露で閾値となる低線量・低用量の組み合わせでは0%であったが、高線量(0.8, 1.0Gy)・高用量(100, 200ppm)の組み合わせでは相乗的に増加した。 2)Ikarosの変異は、スプライシング異常や発現抑制などの割合に変化は見られなかったが、点突然変異は4週齢が43%(36/83)であったのに対し8週齢では18%(16/90)と有意に減少した(p<0.001)。また、点突然変異のスペクトラムは4週齢でG→A、T→C 、G→Tの変異が多く見られたが、8週齢ではいずれも減少した。 以上の結果から、4週齢の同時複合曝露における発がんにはIkarosの変異が大きく影響するが、8週齢では別の発がん経路が関与することが示唆された。, 日本放射線影響学会第51回大会}, title = {放射線と化学物質の同時複合曝露によるマウス胸腺リンパ腫発生における被ばく時年齢の影響}, year = {2008} }