@misc{oai:repo.qst.go.jp:00069589, author = {久保田, 善久 and 中森, 泰三 and 渡辺, 嘉人 and 吉田, 聡 and 久保田 善久 and 中森 泰三 and 渡辺 嘉人 and 吉田 聡}, month = {Nov}, note = {近年、環境生物のストレス応答性遺伝子を環境汚染の診断に用いることに期待が寄せられており、放射線の環境影響評価においても代表的な環境生物の放射線応答遺伝子を同定し、その遺伝子発現変動を影響評価の指標として利用することを目指した研究が実施されている。1991年に日本で発見された新種のヒメミミズであるヤマトヒメミミズ(Enchytraeus japonensis)の放射線影響を昨年の本学会で報告したが、今回、ヤマトヒメミミズの放射線応答遺伝子の探索を試みたので報告する。遺伝子情報の有無に関わらず網羅的な遺伝子発現解析が可能な技術であるHiCEP(high-coverage expression profiling)を利用し、発現している20000以上の遺伝子の中から、放射線の線量に依存して発現が増加するピークを選び出し、その中でも放射線応答性が顕著な(20Gyの照射によって5-10倍発現量が増加する)ピーク11個についてゲルから切り出してDNAシーケンスを行い、他の生物の遺伝子との相同性を解析したところ、一つの遺伝子がアフリカツメガエルやマウス、ヒトのPoly (ADP-ribose) Polymerase(PARP)遺伝子と高い相同性を示した。本解析で得られたDNA配列を用いて5’及び3’RACEを行い予想されるORFを決定したところ、N末側において他生物のPARPと特に高い相同性を有していた。シロイヌナズナでは放射線によってPARPの遺伝子発現が増加することが報告されているが、マウスや人ではPARPが放射線応答遺伝子であると言う報告はなく、相同遺伝子でも生物間で放射線応答性が異なることが示唆される。今後、ヤマトヒメミミズにおけるPARPの遺伝子発現変動、タンパク質発現量の変化を詳細に検討する予定である。, 日本放射線影響学会第51回大会}, title = {ヤマトヒメミミズにおける放射線応答遺伝子の探索}, year = {2008} }