@misc{oai:repo.qst.go.jp:00069588, author = {石井, 洋子 and 武藤, 正弘 and 佐渡, 敏彦 and 辻, 秀雄 and 石井 洋子 and 武藤 正弘 and 佐渡 敏彦 and 辻 秀雄}, month = {Nov}, note = {[背景]B10系マウスの胸腺を除去して4回分割照射を行い、非照射の新生児マウスの胸腺を皮下または腎臓皮膜下に移植すると、40-60%のマウスに移植胸腺由来のT細胞リンパ腫が発生した。このリンパ腫は非照射胸腺由来なので、放射線の間接効果による発がんモデル系として用いることができる事を昨年報告した。本年は胸腺除去したscidマウスにおける放射線の間接効果による発がんの線量効果関係について報告する。[方法]一群約30-50匹のB6-scidマウスの胸腺を除去し、8週令でγ線0-1Gyを一回照射した。照射直後にB6-GFPマウスの新生児胸腺を皮下または腎臓皮膜下に移植し、1年間飼育観察し、発生したT細胞リンパ腫の由来を調べた。[結果及び考察]胸腺を除去しないscidマウスにおいて0Gy対照群では6.7%、1Gy照射群では100%(平均潜伏期間172日)のマウスが胸腺リンパ腫を発症した。胸腺除去群0-1Gyにおいて非照射移植胸腺由来のT細胞リンパ腫は線量依存的な増加傾向を示し、0Gy(4-7%)に比べ1Gy照射(19-30%)では有意なT細胞リンパ腫が発生した。(低線量域での発がん率については実験継続中)。これらの結果より、DNA二本鎖切断修復不全であるscidマウスのリンパ腫発生において、放射線の線量依存的間接効果が存在することが解った。腎臓皮膜下移植では皮下移植より間接効果による発がん率が低く、この結果は骨髄からのPro-T細胞の供給の違いによることを示唆する。また、骨髄細胞移植による移植胸腺へのPro-T細胞流入の発がん抑制効果を検討した。その結果、骨髄移植により移植胸腺由来のT細胞リンパ腫の発生は抑制された。, 日本放射線影響学会第51回大会}, title = {照射宿主DNA-PKcs変異マウスに移植された非照射野生型胸腺由来のリンパ腫発生の線量依存性}, year = {2008} }