@misc{oai:repo.qst.go.jp:00069587, author = {萩原, 亜紀子 and 中山, 文明 and 倉持(小見), 明子 and 本田, 絵美 and 木村, 美穂 and 浅田, 眞弘 and 鈴木, 理 and 今村, 亨 and 明石, 真言 and 萩原 亜紀子 and 中山 文明 and 明石 真言}, month = {Nov}, note = {Fibroblast growth factor (FGF)は、ヘパラン硫酸またはヘパリン共存下でFGF受容体(FGFR)に結合して血管新生、創傷治癒などの生理機能を発揮する。FGFR2bリガンドであるFGF7 (Palifermin)は放射線治療時の口腔粘膜炎治療薬として米国で承認されている。我々はこれまでに同受容体リガンドであるFGF1、FGF7、FGF10のマウス小腸における放射線防護効果を比較し、FGF1が最も優れた効果を発揮することを報告した。しかしFGF1は外来ヘパリンに強く依存し、分子としても不安定であるため医薬品化されていない。一方、FGF2 はFGF1と構造的に類似しているが外来ヘパリンに依存しない。そこで、FGF1/FGF2キメラタンパク質を創生し(Imamura et al., Biochim Biophys Acta, 1995)、その至適化分子FGFCがヘパリンに依存せず安定であることを見出したので、今回、放射線防護効果を検討した。まず、in vitroで受容体特異性を評価した結果、FGFCはFGF2が反応できないFGFR2bを刺激するだけでなく、FGF1と同様に全てのサブタイプのFGFRを刺激した。次に、マウスに全身照射し、3.5日後に小腸クリプト生存率を評価する系で放射線腸障害の防護効果を検討した。照射24時間前にFGFを投与した場合、ヘパリン存在下ではFGFCとFGF1は同程度のクリプト生存率を示したのに対し、ヘパリン非存在下ではFGFCの方が高いクリプト生存率を示した。また、照射1時間後にヘパリン非存在下で投与すると、FGF1、FGFC共にクリプト生存率を改善できたが、24時間後の投与ではFGFCのみが有意に改善させた。以上の結果から、FGFCは安定型FGF医薬品候補として、放射線障害予防のみならず、放射線被ばく後の治療にも有用であることが示された。, 日本放射線影響学会 第51回大会}, title = {マウス空腸におけるFGFキメラタンパク質の放射線防護効果の優位性}, year = {2008} }