@misc{oai:repo.qst.go.jp:00069582, author = {サフー, サラタ クマール and その他 and サフー サラタ クマール}, month = {Nov}, note = {広島原爆による“黒い雨”は、爆心地から北西方向に30km以上に及ぶ広域に降ったことが知られている。しかし、広島原爆による黒い雨地域で、セシウム137やストロンチウム90といった核分裂生成物を検出しようという以前の試みは、大気内核実験による影響が大きいためうまく行かなかった。非公式の資料によると、広島原爆にはウラン235が約51kg用いられ、そのうち912gが16キロトンの核分裂で消費された。またウラン235の一部は、235U(n,g)236U反応により236Uに変わった。ウラン236Uの大部分は、爆発とともに上空高く吹き上がって拡散したと思われるが、その一部は黒い雨とともに地上に沈着した可能性がある。そこで、表面電離型質量分析(TIMS)を用いて黒い雨地域の土壌を測定したところ、これまでに7つのサンプルから、236U/238U原子比として(1.2−8.6x10-8の値が得られ、黒い雨の降っていない地域のサンプルからウラン236は検出されなかった。TIMSによるウラン236測定は、広島原爆の黒い雨にともなう放射能汚染について、貴重な情報を提供するであろう。, 日本放射線影響学会第51回大会}, title = {広島原爆による黒い雨地域土壌サンプルのウラン236測定}, year = {2008} }