@misc{oai:repo.qst.go.jp:00069579, author = {石原, 弘 and 田中, 泉 and 薬丸, 晴子 and 田中, 美香 and 佐藤, 明子 and 槫松, 文子 and 石渡, 明子 and 横地, 和子 and 柴田, 知容 and 蜂谷, みさを and 明石, 真言 and 石原 弘 and 田中 泉 and 薬丸 晴子 and 田中 美香 and 佐藤 明子 and 槫松 文子 and 石渡 明子 and 横地 和子 and 柴田 知容 and 蜂谷 みさを and 明石 真言}, month = {Nov}, note = {小腸は放射線に感受性であり、10Gyを大幅に超える高線量放射線による局所もしくは全身被ばくにより、クリプトもしくは微小血管内皮細胞のアポトーシスを介して、重篤な障害を受けることが知られている。我々は高線量放射線による腸管障害の軽減技術を開発することを目的として、マウスをモデルとした実験系を使用して、医薬品の効果を検索した。  長大な腸管組織の致死的障害部位の特定は極めて困難であるため、生残率を指標として障害を悪化もしくは軽減する薬剤を検索した。頭部〜肋骨を保護した麻酔マウスに、16.5もしくは18.5GyのX線(0.60~0.63 Gy/min)を照射して腸管全体を被ばくさせた。消化管障害は概日リズムの寄与が大きいため、照射時刻は9:00 (Day-time, 2:00)から180分の間とした。更に、処理群内のマウスの照射時刻を変え、各処理群の構成個体が同一の照射時刻を持つように設定した。照射の翌日から薬剤および栄養液を10日間連日投与して14日間生残率を求めた。被ばくマウスは照射後7日まで体重減少が持続し、8日以降に体重の増加した個体はその後28日後まで生存した。栄養液を単独投与した対照マウスの生存率は、16.5Gy照射群で約60%、18.5Gy照射群で約40%であった。  まず、腸管平滑筋の自律神経制御に影響を与える薬物を比較した。交感神経抑制薬、副交感神経刺激薬およびベンゾジアゼピン類は何れも生存率を著しく低下させた。一方、交感神経刺激薬のうちα1受容体刺激薬、副交感神経抑制薬のうち腸管選択性の高い薬物、平滑筋弛緩薬は何れも生存率を増加させ、照射7日から体重増加する個体が多く観察された。以上のことから、腸管平滑筋の弛緩促進処理が被ばく後の消化管障害過程を軽減し、再生時期を早めることで生存率増加を招くことが示唆された。本大会では小腸組織の状態および遺伝子発現マーカーの変動を指標とした解析結果についても併せ報告する予定である, 日本放射線影響学会第51回大会}, title = {高線量放射線ひばくによる腸管障害を軽減する薬物の検索: 自律神経作用薬の効果}, year = {2008} }