@misc{oai:repo.qst.go.jp:00069514, author = {中田, 章史 and 穐山, 美穂 and 高島, 良生 and 高田, 実佐紀 and 吉田, 光明 and 中田 章史 and 穐山 美穂 and 高島 良生 and 川崎 実佐紀 and 吉田 光明}, month = {Nov}, note = {緊急被ばく事故等における被ばく者の線量評価は被ばく後の医療措置を進める上で極めて重要である。現在,被ばく線量の推定法として被ばく者の末梢血リンパ球における染色体異常とくに二動原体染色体の出現頻度を用いた方法が用いられている。この手法は分裂中期で停止させたリンパ球の染色体をスライド上に展開させ,ギムザ染色液で染色体を均一に染めた後に二動原体染色体を顕微鏡下で解析する方法である。この解析を進める上での重要な条件として染色体上の一次狭窄である動原体領域が明瞭に識別できることである。しかしながら,実際の染色体標本では細胞周期が同調されていないことから,染色体の凝縮度が様々であり,極度に凝縮した染色体や凝縮が進んでいないいわゆる前中期の染色体など解析には不適格と思われる染色体像も見られる。そこで本研究では動原体領域を分染するバンド法であるC-分染法の改良を試み,線量評価への適用性を調べた。従来,一般的に用いられていたC-分染法は染色体標本の塩酸による前処理(1時間)−水洗−水酸化バリュム処理(5~15分)−水洗−2xSSC処理(1時間)−ギムザ染色(1.5時間)と処理過程が煩雑でありかつ特殊な技術を要する。今回我々はFernández等が2002年に発表したフォルムアミド溶液中での熱処理を用いたC-バンド法に改良を加え,より簡便にかつ比較的短時間で動原体領域を識別する方法を見出した。この手法を照射した末梢血リンパ球に適用し,二動原体染色体の頻度をギムザ染色による方法を比較した結果,二動原体染色体の出現頻度には有意な差は認められなかった。今回の解析における改良型C-分染法は,処理時間としてはギムザ染色単独の方法よりは時間を要するものの,染色体さえ十分に展開していれば染色体の凝縮度に関わり無く確実に異常染色体の解析が可能となるという利点がある。, 第50回日本放射線影響学会}, title = {動原体を分染するC-バンド法の改良と線量評価への適用性について}, year = {2007} }