@misc{oai:repo.qst.go.jp:00069513, author = {高島, 良生 and 高田, 実佐紀 and 穐山, 美穂 and 吉田, 光明 and 高島 良生 and 川崎 実佐紀 and 穐山 美穂 and 吉田 光明}, month = {Nov}, note = {人体が被ばくした際、その被ばく線量を正確かつ迅速に求めることは治療方針の決定に対して非常に重要である。現在、生体反応に基づく放射線被ばくの線量評価は、被ばくから一定時間後に末梢血リンパ球を採取し、染色体異常を指標として全身の平均線量を求めることによって行われている。しかし放射線源近傍における被ばくなどにより被ばく部位が身体の局所に限られている場合、被ばくしたリンパ球細胞は血液の循環により非被ばく細胞と均一化されてしまっているので、この方法から被ばくした局所の正確な線量を求めることは困難である。そのため局所被ばく線量を求めるためには、末梢血に代わる、被ばく部位の生体組織を用いる必要がある。本研究では局所被ばく線量を低侵襲に求めるための方法として、毛根細胞を用いた生物学的線量評価法の開発を試み、細胞の採取方法、放射線被ばくの検出方法などを検討した。その結果、ヒトから採取した毛根細胞を酵素的な処理により短時間に単細胞化をすることができ、この細胞を用いてコメットアッセイを行うことによりγ線によって誘発されたDNA損傷を検出することができた。また、採取した毛根細胞を生体外で培養することができた。毛根細胞を培養することが可能であることは、現在確立されている線量評価法である、DicentricおよびRing染色体を指標とした線量評価法を毛根細胞にも適用できる可能性を示すものである。これらの結果から毛根細胞は局所被ばく線量評価の指標として有用であると考えられる。, 第50回日本放射線影響学会}, title = {毛根細胞を用いた局所被ばく線量評価の可能性}, year = {2007} }