@misc{oai:repo.qst.go.jp:00069512, author = {吉田, 光明 and 穐山, 美穂 and 中田, 章史 and 高島, 良生 and 高田, 実佐紀 and 吉田 光明 and 穐山 美穂 and 中田 章史 and 高島 良生 and 川崎 実佐紀}, month = {Nov}, note = {緊急被ばく事故等における被ばく者の線量推定法として末梢血リンパ球における染色体異常とくに二動原体染色体の出現頻度を用いた方法が一般的に用いられている。染色体標本はG0期にあるリンパ球を分裂促進剤であるフィトヘマグルチニンで刺激し,細胞周期を開始させた後,染色体が認識される分裂中期で細胞周期を停止させ,細胞を固定する。 線量推定に用いる染色体異常として二動原体染色体が用いられているが,これは1本の染色体上に動原体領域の指標である第1次狭窄が2個認められる染色体である。従って,二動原体染色体を解析するためには染色体上に第1次狭窄が明瞭に認められなければならない。この第1次狭窄が明瞭に認められるか否かは分裂停止剤であるコルセミドの濃度や処理時間に影響されることが一般的に認識されている。そこで本研究では,コルセミドの濃度や処理時間の染色体の凝縮度への影響を調べることを目的として以下の実験を行なった。 フィトヘマグルチニンで細胞周期を開始させたリンパ球を4種類の濃度(0.01, 0.03, 0.05, 0.1μg/ml )で2時間,24時間,48時間処理を行い,染色体標本を作製、第2番染色体の相対的長さを測定しコルセミドの影響を調べた。その結果,0.01μg/mlの濃度ではいずれの処理時間でも比較的伸長した染色体が得られた。また,24時間,48時間処理では0.03,0.05,0.1μg/mlの濃度では第2染色体の相対的長さに有意な差は認められなかった。これまで,一般的に高濃度で長時間処理をすると染色体の極度の凝縮を誘発すると考えられてきいたが,今回の実験の結果,末梢血リンパ球を対象とした場合,少なくとも0.03~0.1μg/mlの濃度範囲では染色体の凝縮度に有意な差は認められなかった。, 第50回日本放射線影響学会}, title = {コルセミド処理における濃度ならびに処理時間と染色体凝縮度との関連性について}, year = {2007} }